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福岡県看護協会会長 花岡夏子氏  医療が急速に高度化・専門化しています。団塊の世代が75歳以上になる2025年を見据え、地域包括ケアシステムも動き始めています。それら多様化するニーズに対応する看護職は、優秀な人材の確保が急務です。5月12日は「看護の日」。公益社団法人福岡県看護協会の花岡夏子会長(認定看護管理者)に看護の仕事について伺いました。

●看護職は4職能の総称
――看護職とは?
  看護職は保健師、助産師、看護師、准看護師の4職能の総称です。准看護師は各都道府県の検定試験、ほかは国家試験を受けて資格を取得します。
 看護大学や大学の看護学部、学科を卒業すると看護師の受験資格が得られます。さらに所定の課程を修得すると保健師や助産師の受験資格も得られます。准看護師が看護師の資格を取得する支援策も充実してきました。看護職は就職先も多く、再就職支援も強化され、労働環境も年々整ってきています。

●近年、活躍の場広がる
――資格を取得したら?
 大学などを卒業し、資格の取得後は病院や福祉施設、官公庁、企業の医務室、訪問看護ステーションでの勤務、海外活動など進路は近年、広がっています。
 また、がん看護や精神看護など特定の専門看護分野の知識及び技術を深める「専門看護師」や、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践ができる「認定看護師」、また、「認定看護管理者」などにも挑戦できます。

●進歩する医療を看護系大学で学ぶ
――看護系大学で学ぶメリットとは?
 最近は看護職を目指すにあたり、大学に進学する人が増えていると耳にします。日夜進歩する医学を修得するために、各大学の充実したカリキュラムは有効だと思います。

●患者の身になって行動を
――看護の仕事で大切なことは?
 「感性」です。例えば患者さんが与薬後も痛みを訴える場合、「薬が効いているはず」と思うか、「薬も効かない程の痛みを抱えているのでは?」と考えるかで対応が全く違います。話を聞いたり、痛いところをさすったりしながら、患者さんに起こる事象を多方面から捉え、患者さんの身になって考えて行動することが大切です。人と関わる看護職を目指す方には、様々な感性を磨いて、自分の意志で看護職を目指してほしいと思います。

●災害支援ナースも活躍
――福岡県看護協会の活動は?
 昨年は協会創立70周年の記念誌を発行しました。協会の活動が分かるとともに、今後の方向性を紹介しています。少子化の中、優秀な人材を確保して看護の質を落とさないことが大きな課題なので、これからの看護を担う看護学生さんの生の声を届けようと、対談も掲載しています。
 今後、地域包括ケアシステムの構築に向けて、保健師さんの活躍を期待しているところです。
 災害支援ナースの育成にも力を入れています。現在、県内で340人が登録しており、一昨年の熊本地震、昨年の九州北部豪雨災害の被災地に派遣しました。


看護フェスタ
 福岡県看護協会では、5月6日にJR博多駅前広場で「看護の日フェスティバル」を行いました。会場ではAED実演や白衣体験、骨密度や血管年齢、血圧の測定、相談コーナー、キッズダンスなどの催しが大変好評でした。また、ナースプラザ福岡では看護職員知事表彰と看護体験発表のほか、「ペコロスの母に会いに行く」、「はなちゃんのみそ汁」などの映画プロデューサー村岡克彦さんの特別講演もあり、来場者の方が興味深く耳を傾けていました。


マップ 福岡県内の看護系大学