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    産業革命遺産活用シンポ、市民ら100人参加…長崎

    • 壇上で意見を交わすパネリストたち
      壇上で意見を交わすパネリストたち

     明治維新(1868年)から150年の節目に合わせ、2015年に登録された世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の活用や保存について考えるシンポジウムが12日、長崎市の長崎歴史文化博物館で開かれた。

     公益財団法人「ながさき地域政策研究所」と長崎国際観光コンベンション協会、長崎近代化遺産研究会が主催。市民ら約100人が参加した。

     冒頭、同市世界遺産推進室の渡辺清英室長が、市内にある同遺産の構成資産で施されている修復方法や活用方針などを説明した。

     続いて行われた講演では、近代化遺産に詳しい岡林隆敏・長崎大名誉教授(土木工学)が、文化財の保存における市民合意の重要性を解説し、「市民の間で文化財の価値が共有されていないと、多額の税金を保存や修復に投入することに理解が得られなくなる」と述べた。

     パネルディスカッションでは、渡辺さんと岡林さんのほか、長崎近代化遺産研究会の宮川雅一会長も登壇。個々の構成資産について具体的な活用方法を提案し、「(三菱重工業長崎造船所の)『ジャイアント・カンチレバークレーン』など稼働中の構成資産は一般公開が困難だと思うので、グラバー園内に立体映像で紹介する設備を用意するなど工夫が大事だ」と話した。

    2018年02月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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