<速報> 鳥取連続不審死、上田美由紀被告の死刑確定へ…最高裁が上告棄却
    文字サイズ

    歴史・文化財

    「メンドン」と「ボゼ」来訪神が国重要民俗文化財に

    • 薩摩硫黄島のメンドン(三島村教委提供)
      薩摩硫黄島のメンドン(三島村教委提供)
    • 悪石島のボゼ(十島村提供)
      悪石島のボゼ(十島村提供)

     国の文化審議会が27日に行った文部科学相への答申で、県内からは「薩摩硫黄島のメンドン」(三島村)と「悪石島のボゼ」(十島村)が国の重要無形民俗文化財に指定される見通しとなった。住民らは「大変ありがたい」などと喜んでいる。指定されれば、県内の国指定重要無形民俗文化財は計10件になる。

     「メンドン」は旧暦の8月1、2日、硫黄島の熊野神社前で行われる太鼓踊りの会場に現れる。仮面とみのをまとった姿で、踊りの邪魔をしたり、観客を追いかけたりする。メンドンが持つ木の枝葉でたたかれると、邪気が払われるとされる。

     「ボゼ」は旧暦7月16日に、悪石島で行われる盆踊りに出現する。仮面とビロウの葉を体に巻き付けた姿で、つえの先に付けた泥をこすりつけようと観客を追い回す。泥が付くと邪気が払われるほか、女性は子宝に恵まれるとされている。

     いずれも、人々から畏怖され、季節の変わり目に現れるという「来訪神らいほうしん」を理解する上で重要と評価された。

     「硫黄島八朔はっさく太鼓踊り保存会」の安永孝会長(65)は「大変ありがたい。メンドンが登場する太鼓踊りの練習にも熱が入るだろう」と喜んだ。「悪石島の盆踊り保存会」の有川和則会長(64)は「お盆を締めくくる行事として、これからも先人の教えを後世に伝えていきたい」と話した。

    2017年01月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    スマートフォン版九州発