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    歴史・文化財

    横井小楠しのび墓前祭

    • 修復された横井小楠の銅像の前であいさつする弥冨会長
      修復された横井小楠の銅像の前であいさつする弥冨会長

     幕末の思想家・横井小楠(1809~69年)をしのぶ墓前祭が命日の15日、熊本市東区沼山津ぬやまづの小楠公園で行われた。

     熊本藩士だった小楠は、幕府と朝廷を一体化する公武合体論を提唱し、勝海舟や坂本龍馬にも影響を与えた。47歳で沼山津に移り住んだ。

     熊本地震で、重さ15トンの顕彰碑(幅2メートル、高さ約5メートル)は倒れ、小楠の銅像(高さ約2メートル)は折れた。そのため市は、災害復旧事業として約1500万円をかけ、今月上旬までに修復した。

     墓前祭は、住民らでつくる横井小楠顕彰会(弥冨孝一会長)が毎年開催している。地元の小学生ら約300人が参加。秋津小6年約90人が、小楠が米国に留学するおいに送った手紙の一節を暗唱した後、神事が行われた。

     弥冨会長は「地震後、今年の開催が危ぶまれたが、修復できて安心した。小楠先生は、被災した郷土をどう見ているだろうか」と話した。

    2017年02月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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