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    歴史・文化財

    船原古墳出土のガラス装飾馬具 初の一般公開

    • 展示されている辻金具
      展示されている辻金具
    • 船原古墳で出土した馬冑
      船原古墳で出土した馬冑

     古賀市の国史跡・船原ふなばる古墳から出土した、ガラス装飾が施された金銅製馬具「つじ金具」が、小郡市三沢の九州歴史資料館で初めて一般公開されている。同資料館によると、ガラスで装飾された辻金具が見つかったのは国内で初めてといい、埋葬された人物の権力の大きさや朝鮮半島とのつながりの強さがうかがえるという。

     船原古墳は古墳時代後期の前方後円墳。2013年にそばの土坑で馬具や武器などが500点以上見つかり、昨年10月、国史跡に指定された。

     辻金具は、馬の体に馬具を装着するための革帯の交差部分に取り付けられる馬具で、縦横約10センチ、高さ約3センチ。ガラス部分はドーム状で直径約6センチ。ガラスには鉛が混ぜられており、当時は緑色だったとみられる。現在は風化して白色化している。

     また、馬の頭にかぶせる「馬冑ばちゅう」という馬具も展示している。複数の鉄板をびょうで連結して作られ、全長約50センチ。発見時はばらばらだったが復元した。出土は九州では初めてで、国内でも3例目という。

     どちらも朝鮮半島由来とみられ、同資料館の加藤和歳・保存管理班長は「北部九州で見つかったこの時期の出土品の中では並はずれた豪華さ」と話している。

     6月18日まで。月曜休館。観覧料は一般200円、高大生150円、65歳以上・中学生以下は無料。問い合わせは、同資料館(0942・75・9575)へ。

    2017年05月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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