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    歴史・文化財

    防御施設か 痕跡など確認、小郡・太宰府

     九州歴史資料館(小郡市)は3日、古代日本の外交や軍事の拠点だった大宰府を囲む防御施設である土塁の可能性がある地形や痕跡を、小郡市と太宰府市の計3か所で確認したと発表した。

     これまでに筑紫野市の前畑遺跡で古代の土塁が確認されている。この土塁は、国立歴史民俗博物館の教授だった阿部義平氏(故人)が提唱した、延長約50キロに及ぶ防衛施設「大宰府羅城らじょう」の想定ライン近くで見つかった。羅城とは、都市を囲む城壁などの外郭のこと。

     同資料館は前畑遺跡での土塁確認を受け、想定ライン付近の過去の発掘調査を見直すとともに今年4、5月、現地踏査を実施。その結果、小郡市北西部で過去の古墳の発掘調査の際に用途不明とされた長さ数十メートルの人工的な盛り土があり、別の場所には人工的に盛った可能性がある約50センチの層状の構造があることが分かった。太宰府市北西部では、人工的に作られた長さ約300メートルの階段状の地形が見つかった。

     ただ、今回の成果は主に地表からの観察で得られたもので、ほとんど発掘されていないため、構造や作られた時期など不明な点が多い。同資料館は「今後、今回見つかった場所の発掘を行うとともに、想定ライン上の調査をさらに進める必要がある」としている。

    2017年08月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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