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    歴史・文化財

    「ミゲルの墓」から人の歯か、白色の玉も出土…諫早で発掘調査

    • 出土した人間の歯とみられるもの
      出土した人間の歯とみられるもの
    • 出土した白い玉
      出土した白い玉

     天正遣欧少年使節の一人、千々石ミゲルの墓とみられる石碑がある長崎県諫早市多良見町山川内の発掘調査で4日、人間の歯らしいものや円筒形の小さい白色の玉が見つかった。今後、専門家が鑑定を行い、歯の年齢や性別、玉の素材などについて調べるという。

     8月20日に始まった調査では、これまでに金具や木片など木棺を使って土葬した形跡が見つかった。さらに掘り進めたところ、地中から人間の歯とみられるもの数点と直径3ミリほどの玉が出土した。

     発掘作業を委託されている「埋蔵文化財サポートシステム」(佐賀県)の竹田ゆかり調査員は「歯は、形状から人間のものとみられ、人間が埋葬されたことがほぼ確実になった」との見方を示した。調査を統括する石造物研究家の大石一久さんは「玉がロザリオの一部であれば、ミゲルがキリスト教を棄教したとの説が覆るかもしれない」と話した。

    2017年09月05日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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