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    歴史・文化財

    動物描いた弥生土器、玖珠・四日市遺跡

    • 出土した線刻絵画土器
      出土した線刻絵画土器

     大分県立埋蔵文化財センターは10日、玖珠町の四日市遺跡で、縁部分に鹿ややじりが描かれた弥生時代の線刻絵画土器2点が出土したと発表した。動物を描いた線刻絵画土器が出土するのは県内で初めて。

     同センターによると、昨年5~10月の調査で破片が発掘され、洗浄作業を行う過程で線刻絵画土器と分かった。鹿は豊穣ほうじょうのシンボルとされ、農耕の祭事で使用されていたと考えられるという。

     同様の線刻絵画土器は福岡県小郡市や佐賀県唐津市でも見つかっており、原料の土の成分などから、九州北部から伝わってきた可能性が高いという。同センターの阿部辰也所長は「九州北部と交流があったことを示す貴重な史料」としている。

     土器は12月15日から来年3月11日まで、大分市牧緑町の同センターで開催される「話題の資料展」で公開される予定。入館料無料。問い合わせは同センター(097・552・0077)へ。

    2017年11月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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