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    伝統・習俗

     

    「御日照様」山へ送る、対馬の神事に40人

    • 御日照様を元山に送る宮司ら
      御日照様を元山に送る宮司ら

     長崎県対馬市厳原町阿連あれ地区で、地域を守った神様「御日照おひでり様」を山のほこらに送る市指定無形民俗文化財の「元山送り神事」が行われた。

     御日照様は、地元の雷命らいめい神社から約1キロ山奥の小さな社に祭られている。同神社の神様「雷命いかづちのみこと」が出雲に出かけている旧暦10月の間、御日照様が山から下りてきて留守番し、地域や人々を守るとされ、旧暦11月9日に神事が行われている。

     神社には子どもから大人まで約40人が集まり、橘一門かずかど宮司(69)が祝詞を奏上。神事後、住民らが竹に付けた御幣を首筋に差して神社を出発した。区長の上野吉英さん(68)が「いざやいざや、とのばらやとのばらや、とのばらを元山にお送りもーす」と大声を出すと、後続の住民らがホラ貝やかね、太鼓の音を響かせた。送り届けた後には社前でも神事を行い、家内安全や無病息災を願った。

    2018年01月05日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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