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    空き店舗でまちづくり、リノベーションスクール開校

     空き家や空き店舗の改修などで、新たなにぎわい創出につなげる事業計画を提案しあう「リノベーションスクール@北九州」が16日、北九州市小倉北区で開校した。2011年のスタート以来、11回の開催で計20件が実際に事業化しており、関係者は「素晴らしい事業提案を期待したい」と話している。

     スクールは、遊休不動産の改修を手がける市内のまちづくり会社「北九州家守舎」などでつくる共同企業体が主催し、市も共催している。全国から集まった受講生が、チームに分かれて空き店舗の改修などの事業計画を練り、実現可能な企画は実行に移す。

     今回は1級建築士や不動産コンサルタント、内装デザイナーら約30人が講師を務め、まちづくりに取り組む若者や自治体職員ら約110人が受講。若松区中川町の空き家や八幡西区黒崎の空きビルなどの改修計画を作り、最終日の19日に発表しあう。また、小倉北区魚町の雑居ビルのフロアを、託児所の移転先として実際に改修する。

     市によると、これまでの11回は延べ約860人が受講し、75件の計画が示された。空き店舗をゲストハウスに改修したり、空き地にコンテナのレストランをオープンさせたりし、約450人の新規雇用を創出。国の補助期間の終了に伴い、今回が最終回になるという。

     小倉北区魚町の交流スペース「北九州まなびとESDステーション」で開かれた開校式では、講師陣が紹介され、各チームが計画を作る対象物件が発表された。東京で建築設計事務所を経営し、スクールの運営に初回から関わる市出身の1級建築士、嶋田洋平さん(40)は「リノベーションを生かしたまちづくりで新たな雇用や産業を起こし、人口減少が続く都市の課題を解決するエンジンにしたい」と語った。

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    2017年03月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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