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    カップ麺 基山の味、サンポー食品と丸幸ラーメンセンターが開発

    • 1月に発売された「焼豚ラーメン×丸幸ラーメンセンター」
      1月に発売された「焼豚ラーメン×丸幸ラーメンセンター」
    • カップ麺について語り合う(左から)大石常務、原口さん、松田町長ら(基山町の丸幸ラーメンセンターで)
      カップ麺について語り合う(左から)大石常務、原口さん、松田町長ら(基山町の丸幸ラーメンセンターで)

     基山町を豚骨ラーメンで売り出そうと、町内の即席麺製造会社と老舗ラーメン店がタッグを組んだ。町が仲を取り持ち、それぞれの味を生かしたカップ麺を開発。町もふるさと納税の返礼品に加え、盛り上げにひと役買っている。

     基山町は人口約1万7000人。福岡都市圏のベッドタウンとして、1980年代末から大型住宅団地が整備された。しかし、住民の高齢化に伴い、人口は20年前と比べて約1500人減少。町の活力維持が課題となっている。

     町内で老舗の即席麺製造会社「サンポー食品」は、78年発売の「焼豚ラーメン」がロングセラー商品となっている。一方、車で5分程度の距離にある65年創業の「丸幸まるこうラーメンセンター」は週末になると、1日平均3000人の来店がある。

     2年前、地方創生に関する勉強会で、当時副町長だった松田一也町長が、両社の幹部に「一緒に商品を企画しては」と提案。カップ麺の開発話が持ち上がった。

     老舗や有名店の味を再現したカップ麺は近年、人気を集めている。50回以上の試作を重ねたスープに、麺に福岡県産のラーメン用小麦「ラー麦」を使った「焼豚ラーメン×丸幸ラーメンセンター」(税抜き205円)を1月中旬に発売。大手コンビニエンスストアや小売店から注文が相次ぎ、これまでに約50万個を出荷した。

     開発に立ち会った丸幸経営者の原口春美さん(58)は「試食のたびにうちの味に近づいていった。合格点です」と言い、サンポー食品の大石直子常務(53)も「売れ行きのペースが速い」と話す。

     町は2月上旬から、ふるさと納税の返礼品として1万5000円の寄付者らにこのカップ麺を送っている。松田町長は「企業同士をつないだ共同プロジェクトが地域の活性化につながれば」と期待している。

    2017年03月29日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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