文字サイズ

    食べる・飲む

    延岡の黒ビール、世界最高賞輝く…宮崎県の栗使用

    • 栗黒について説明する永野社長(右)ら
      栗黒について説明する永野社長(右)ら

     宮崎県延岡市のビールメーカー「宮崎ひでじビール」が作った黒ビール「栗黒くりくろ」が、英国で開催されたビールの味を競う国際大会「ワールド・ビア・アワード2017」で世界最高賞の一つに輝いた。国内では2013年以来4年ぶりの快挙で、永野時彦社長(49)は「(黒ビールの一種の)スタウトの本場での受賞は価値がある」と喜んでいる。

     栗黒は黒くなるまで焦がした大麦を原料にした「スタウト」と呼ばれる濃厚な黒ビールで、副原料に県産の和栗も使っている。コーヒーのように香ばしく、栗の上品な香りとコクがあるのが特徴。アルコール度数はビールとしては高めの9度で、数年にわたって瓶内で熟成すると香りや味わいが高まるという。

     ワールド・ビア・アワードは英国で毎年開催されており、今回は世界36か国から1900銘柄が出品された。製造法や原材料の違いなどによって大きく8部門に分けて審査され、栗黒は「スタウト&ポーター」部門で最高賞の「ワールド・ベスト」に選ばれた。

     栗黒は15年2月に米国向けに輸出開始してからこれまでに約2万8000本を出荷している。高級ビールとして位置づけられており、現地では約9ドル(約1000円)で販売されているという。現時点で国内では販売していないが、早ければ年内にも発売できる見通しだという。

     永野社長は「栗を原料としたビールは珍しく、個性が認められたのだと思う。国内にも早く届けたい。これからも県産品を使っていき、県民が誇れるビールメーカーとなれるように精進する」と意気込んでいる。

    2017年10月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    スマートフォン版九州発