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    能古島に小中一貫校、福岡市 19年度開校へ準備

     福岡市教委は、能古島(西区)の能古小、能古中を小中一貫教育のモデル校とするための準備を新年度から始める。2019年度の開校を目指しており、市内では初の小中一貫校となる。新年度予算案に、施設改修費約1億4400万円を盛り込んだ。

     小中一貫校は、これまでの「6・3」制にとらわれず、自治体の判断で柔軟に運用でき、教科担任制を採用したり、小学校で中学校の学習内容を先取りしたりすることも可能になった。

     福岡市教委は、中学校になじめず不登校になるといった「中1ギャップ」の解消や学力向上を目的に、中学校の教員が小学校に出向いて授業を行うなど、全ての小中学校で小中連携教育をすでに実施している。

     隣接する能古小と能古中の一貫教育では、学びの連続性をさらに重視。小学5年の授業から、中学の数学教諭が算数を教えたり、美術教諭が図工を指導したりする。ほとんどの小学校で5年生から始まる英語科教育も1年時からカリキュラムを組むほか、9年間を通じて、能古の自然や文化を学ぶ独自の教科も設定する。

     能古島には小中学校が1校ずつしかないことや、校舎の大規模改修の時期を迎えていることなどから、モデル校に選んだ。新年度からは、小中学校の校舎を渡り廊下でつなぐなどの増改築を行うほか、カリキュラムの策定にも着手する。

     市教委学校指導課は「小中一貫教育の成果を研究して、現在の小中連携教育にいかすとともに、9年間を通しての義務教育をさらに充実させたい」としている。

    2017年03月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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