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    ハンセン病題材に漫画、鹿児島市出身の漫画家・古林海月さん

    • 古林海月さん
      古林海月さん
    • 出版された「麦ばあの島」
      出版された「麦ばあの島」

     鹿児島市出身の漫画家・古林海月かいげつさん(48)(兵庫県姫路市)が、ハンセン病をテーマにした漫画「むぎばあの島」(すいれん舎)を出版した。ハンセン病を患った女性の人生を描いた架空のストーリー。古林さんは「ハンセン病に関心を持つきっかけにしてほしい」と話している。

     望まない妊娠をした主人公の女子短大生は、かつてハンセン病療養所に隔離されていたお年寄りの女性が、水子地蔵を大事にしていることを知る。女性はハンセン病を理由に堕胎させられた過去があり、差別や偏見など、自身が体験したつらい過去を主人公に語る。

     古林さんは兵庫県庁に勤めていた頃、仕事で岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「長島愛生園」と「邑久光明園」を訪れ、その後も入所者と年賀状をやり取りするなど交流を続けた。漫画家に転身後、「ハンセン病のことを知ってほしい」と思い、漫画のテーマにしようと決めた。

     邑久光明園の自治会などの協力を得て、入所者ら約20人に取材。それらをもとに、隔離や断種、堕胎、改名の強制などハンセン病回復者が体験したことを登場人物に投影した。関連用語には簡単な注釈も付けている。

     古林さんは「入所者たちの話を聞くうちに、逆境の中でも力強く過ごしていたことを知った。登場人物に感情移入しながらハンセン病について理解してもらえればうれしい」と話している。

     A5判。全4巻(計800ページ)で各巻3800円(税別)。問い合わせはすいれん舎(03・5259・6060)へ。

    2017年12月12日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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