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    アニメ「聖地」唐津沸く

    • パネルの前で峰市長(右)と記念写真を撮るファンの女性(6日、唐津市で)
      パネルの前で峰市長(右)と記念写真を撮るファンの女性(6日、唐津市で)

     アニメ作品などのゆかりの地をファンたちが巡る「聖地巡礼」を地域振興につなげようとする動きが、全国各地で盛んになっている。海外でも日本の作品は人気が高く、「訪日外国人を増やす武器になる」と期待する関係者もいる。そんな中、県は今月から、昨年10~12月にテレビで放映され、唐津市の街を主要な舞台にした作品「ユーリ!!! on ICE」で制作会社とタイアップし、グッズ販売や「巡礼マップ」の配布などで作品と同市をPRするキャンペーン企画を始めた。

     今回、県が取り上げる「ユーリ」はフィギュアスケートがテーマ。主人公の勝生かつき勇利ゆうりが古里「九州・長谷津町」の実家に戻る場面から始まり、ライバルらとの交流を通して、選手として成長していく姿を描いている。

     インターネットなどで作品の存在を知った選手たちも関心を寄せ、今年1月の欧州選手権で世界最高点を出した女子のエフゲニア・メドベジェワ選手(ロシア)は、主人公の衣装を身に着けてツイッターに写真を投稿するなどした。

     作品では、JR唐津駅や唐津城を模した建物やイカなどの名産が登場。県によると、原案を担当した漫画家・久保ミツロウさん(長崎県佐世保市出身)は「日本らしい街だと思ったから」などと唐津を選んだ理由を説明しているという。

         ◇

     県は、アニメなどの人気に着目した観光振興に取り組んでおり、昨年はギャグアニメ「おそ松さん」と唐津市の名所「虹の松原」を絡めたイベント「さが松り」を開いた。

     今回、「サーガ!!! on ICE」と銘打った企画は、東京と唐津市で開催。同市では今月6日からスタートした。キーホルダーなどのグッズを市内の土産物店で販売したり、ゆかりの場所を示した巡礼マップを配布したりしている。5月7日まで。

     初日の6日、唐津駅にはファン100人以上が集合。峰達郎市長も姿を見せ、登場人物のパネルの前で記念撮影を楽しんだ。期間中、計約1万2000人の来県を目指す県の担当者は、「アニメなどを通じて、唐津だけでなく、佐賀を愛するファンを増やしていきたい」と話している。

    2017年03月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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