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    やさしい日本語冊子、外国人へ円滑に情報…福岡市

    • 福岡市がつくった「使ってみよう『やさしい日本語』」
      福岡市がつくった「使ってみよう『やさしい日本語』」

     外国人にとって分かりやすい日本語表現をまとめた冊子「使ってみよう『やさしい日本語』」を、福岡市が作成した。大規模な災害が起こった時などに、円滑に情報を伝えることを目指している。

     「やさしい日本語」は、1995年の阪神大震災の時、日本語を十分に理解できず、必要な情報を受け取れなかった外国人被災者がいたことから、弘前大社会言語学研究室が提唱。2016年の熊本地震の際も外国人への情報伝達が課題になったことから、福岡市が対策の一つとして冊子をまとめた。

     「警戒する」を「気をつける」、「危険」を「危ない」と簡単な言葉に言い換えることや、一文を短くし、漢字を減らしてルビを振ることなどを説明。二重否定や、「おそらく」「多分」といったあいまいさを示す表現、異なる意味や発音で使われることが多い「ライフライン」や「デマ」などの外来語を避けることを求めている。

     日常生活で使っている約120種類の日本語を、「やさしい日本語」に変換する用語集も掲載した。

     福岡市によると、同市では約30年前の約4倍となる3万6000人余りの外国人が暮らし、出身も140の国と地域にわたっている。

     市国際政策課は「緊急時にすべての外国人に情報が伝わるよう、多言語に翻訳して発信することは不可能。いざという場面でも適切にコミュニケーションが取れるよう、普段から『やさしい日本語』を定着させていきたい」としている。

     冊子はA4判19ページ。市役所や公民館で閲覧できるほか、市のホームページからダウンロードできる。問い合わせは同課(092・711・4022)へ。

    2018年05月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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