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    タイラギ稚貝人工飼育へ 有明海沿岸4県が実証実験

     有明海で不漁が深刻化している高級二枚貝・タイラギの養殖技術を確立するため、水産庁が今年度から5年をかけ、稚貝の人工飼育に向けた実証実験に取り組む。長崎、福岡、佐賀、熊本の有明海沿岸4県と連携する計画で、6月2日に長崎市で関係機関による検討会を開く。

     有明海でのタイラギの漁獲量は1979年には約3万トンあったが、2009年には435トンと減少傾向が続き、12、13年には成貝がほとんど見あたらず、休漁に追い込まれている。海水中の酸素濃度が低下する「貧酸素水塊」の発生などが原因と考えられている。

     沿岸自治体では養殖技術の研究が進む。独立行政法人・水産総合研究センターの西海区水産研究所(長崎市)は、稚貝を海中につるして育てる技術を開発。佐賀県有明水産振興センターでも昨年、同様の方法を試み、稚貝の約4割を成貝に育てた。

    2014年05月31日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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