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    「一風堂」海外展開を加速、力の源HD 21日マザーズ上場

     博多ラーメン店「一風堂」を運営する力のもとホールディングス(HD、福岡市)が21日、東京証券取引所の新興企業向け市場・マザーズに株式を上場する。国内外への積極的な出店などが成長の原動力になってきた。新たに調達する資金は、海外展開の加速などに活用する方針だ。上場をさらなる躍進につなげられるかどうかに、注目が集まっている。

    ◆「業界に一陣の風」

     「有名店の『本店』に来られてよかった」

     14日昼、福岡市中央区の一風堂大名本店で「元祖 赤丸新味」(税込み820円)を食べたシンガポール人の50歳代の女性は、満足そうに話した。旅行中に訪れた京都府の20歳代の男女は「ガイドブックに載っていたから」と語った。

     「一風堂」は1985年、河原成美会長(64)が「業界に一陣の風を吹かせたい」とスタートさせた。「女性でも入りやすいラーメン専門店」をテーマに内装もこだわり、テレビ出演などを経て知名度を高めた。

    ◆11の国・地域に63店

     力の源HDの2016年3月期の連結売上高は、前期比約17%増の208億円、最終利益は1億円。10年前の売上高(単体)は約60億円だった。パン店のブレッドジャンクションや子会社化した因幡うどん(4店)などもあり、国内外の店舗数は16年12月末現在で計196店。従業員数はパートらを含めて計2152人だ。

     近年は海外事業を強化し、08年に米ニューヨークへ出店後、アジアや欧州に進出。16年末時点で11の国・地域に63店があり、今春はミャンマーに初進出する予定だ。

    2017年03月18日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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