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    親和銀も債権譲渡検討、ふくおかFG・十八銀統合承認のため

     ふくおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の親和銀行(長崎県佐世保市)は20日、ふくおかFGと十八銀行(長崎市)の経営統合に向け公正取引委員会の承認を得るため、取引先に対する貸し出し債権の一部を他行に譲渡する方向で検討すると明らかにした。十八銀はすでに譲渡の検討を表明しており、今後は顧客や他行との調整が迅速に進むかが焦点となりそうだ。

     親和銀の吉沢俊介頭取が本店で報道陣の取材に応じ、明らかにした。

     ふくおかFGは、今年10月に十八銀を傘下に加えた後、来年10月に十八、親和両行を合併させる計画だ。しかし、独占禁止法に基づく審査を進めている公取委は、長崎県内の貸出金に対する十八、親和両行のシェア(占有率)が約7割に高まる点を問題視。十八銀の森拓二郎たくじろう頭取は17日、債権の一部譲渡を検討すると表明していた。

     吉沢頭取は債権譲渡について、「十八銀と同じ考えだ。公取委の審査に対して出口が見えない状況では、検討は避けて通れない」と語った。対象先や地域など具体策に関しては「お客さまの意向を聞きながら検討する」と述べるにとどめた。

    2017年04月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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