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    北九州の工場夜景と演劇楽しむ、22日からクルーズ

    • 本番に向け、稽古に励む出演者ら
      本番に向け、稽古に励む出演者ら

     北九州市の工場夜景とともに、船上で繰り広げられる演劇を楽しむ「演劇的工場夜景ツアー ひかりとけむり」が22日に始まる。同市小倉北区の北九州芸術劇場が手がけるまちづくりプロジェクト「北九州芸術工業地帯」の一環で、同劇場は「この場所でしか味わえない時間を楽しんでほしい」と呼びかけている。

     同劇場はモノレールや商店街といった日常の生活空間に演劇を取り入れる試みを続けており、船上での公演は今年で3回目。同区浅野3の市営渡船乗り場(藍島・馬島行きフェリー乗り場)を発着し、洞海湾一帯を巡る旅客船「がんりう」の船内で演じる。

     今は行方知れずになった姉と、少女時代に一緒に見た煙突を探すため、夜景クルーズに参加した年老いた女性を巡る物語。赤と白のしま模様に塗られた三菱ケミカル黒崎事業所の3本の煙突、新日鉄住金八幡製鉄所の煙突「北九州アイアンツリー」など、それぞれの場所にまつわる6話で構成されている。

     劇団「ままごと」(東京)を主宰する劇作家柴幸男さん(34)が、実際に工場夜景の見学ツアーを体験して脚本を執筆。行橋市在住の俳優高野由紀子さん(28)が主役の女性、北九州市小倉北区在住の同高山実花さん(28)がツアーのガイドを演じる。

     現在は本番を前に稽古を重ねており、19日には同劇場の稽古場に椅子を並べて船内と同じ間取りにし、2人が台本を手に劇中のワンシーンを繰り返した。

     上演は22、23日、5月12、19、20日の計5日間で、いずれも午後7時出航。上演時間は約1時間半。チケットは1300円で、乗船料2500円も必要。問い合わせは北九州芸術劇場(093・562・2655)へ。

    2017年04月21日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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