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    ツシマヤマネコ繁殖、飼育員試行錯誤…福岡市動物園

    • 今年4月に生まれ、すくすくと育っているツシマヤマネコ(福岡市動物園提供)
      今年4月に生まれ、すくすくと育っているツシマヤマネコ(福岡市動物園提供)

     福岡市動物園(福岡市中央区)で、国が進めるツシマヤマネコの繁殖事業が行われている。安定した繁殖法を確立させ、野生に戻す基盤をつくろうと、当初から繁殖に携わる永尾英史さん(43)ら飼育員たちは、園内に泊まり込んで猫の様子を観察したり、最適なペアリングの環境を考えたりと、試行錯誤の毎日だ。

     野生のツシマヤマネコは、長崎県の離島・対馬だけに生息。絶滅が危惧されることから、国は1994年、「国内希少野生動植物種」に指定。対馬から地理的に近い同園で保護した猫を預かり、99年から国の繁殖事業が始まった。

     永尾さんによると、他の動物と比べて警戒心が強く、当初は生態も分からなかったことから、繁殖は難航。そんな中、好きな餌や人間が近づいた時の威嚇行動を詳細に記録し、飼育に関する情報を積み上げた。

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    2017年09月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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