文字サイズ

    積み上げた伝統、日田下駄「輪積み」

     大分県日田市の「日田下駄げた」は、特産のスギを使い、江戸時代から作られてきた伝統工芸だ。工程の一つ、「輪積み」は、加工した木地を長円を描くように積み上げ、陰干しする。高さは2~3メートルに達する=魚眼レンズ使用、大野博昭撮影=。

     生活様式の変化とともに下駄を履く人は減った。経済産業省によると、2014年の「木製履物」の出荷額は6億4800万円。「プラスチック製サンダル」の3割にとどまる。

     製造会社「オオツカ」社長の大塚裕一さん(42)は、洋装に合うデザインを提案するなど知恵を絞る。「木のぬくもりを感じられる大衆の履物をなくしたくない」。下駄が鳴る風景を守っていこうと誓う。

    2017年11月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    スマートフォン版九州発