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    TOTO世界で攻勢、「ウォシュレット」切り札に

     今年で創立100周年を迎えたTOTOが、次代を見据えた戦略の柱として、海外事業の加速を打ち出している。看板商品の温水洗浄便座「ウォシュレット」を切り札に、住宅設備事業の海外売上高を2022年度で2200億円(全体の売上高は7200億円)とし、17年度の約1・6倍に拡大する計画だ。少子高齢化で国内市場が頭打ちとなる中、海外部門を成長エンジンにできるかが問われる。

    ◆加速シナリオ

     TOTOは、海外で高級ブランドとしての浸透を図ってきた。中国やベトナム、タイなどで衛生陶器などの現地生産も手がけ、販売の促進に力を入れている。

     中国市場の拡大などを追い風に、海外事業の売上高は12~17年度も約1・4倍に伸びる見通し。17~22年度はこのペースを更に加速させるシナリオを描く。

     国内の住宅設備事業は、人口減や高齢化を背景に苦戦が必至の情勢だ。17~22年度でみると、TOTOの新築向け売上高は8%減の見込み。リフォーム事業の強化で国内全体では微増を目指すが、同業他社も同じ営業戦略を掲げ、顧客争奪戦は一層激化していく。

     こうした中、TOTOは伸びしろが大きく、ノウハウも積んできた海外事業に活路を見いだす構えだ。

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    2017年12月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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