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    路線バスで貨物350キロ超OK、収入増で路線維持へ…宮崎交通の「貨客混載」

    • 貨客混載バスに荷物を積み込む日本郵便の従業員(宮崎県西米良村で)
      貨客混載バスに荷物を積み込む日本郵便の従業員(宮崎県西米良村で)

     国土交通省九州運輸局は12日、宮崎交通(宮崎市)が取り組んでいる乗客と貨物を一緒に運ぶ「貨客混載」事業について、全国の路線バスで初めて、350キロ・グラムを超える荷物を載せることが可能になったと発表した。同社は、収入増によりバス路線網維持につなげたい考えだ。運送会社側にとっては、トラック運転手不足の対策につながる。

     国交省は、地域での物流サービスを維持するために、貨客混載事業を促進している。2017年9月には、同省の許可を得ることで、350キロ・グラムを超える荷物を運べるように制度を改正した。

     同社は、西米良村―西都市間などでヤマト運輸(東京)と日本郵便(同)の貨物を共同輸送している。荷物を載せると、宮崎交通が運送料を受け取る仕組みだ。ただ、西米良村の特産品「西米良サーモン」や瓶詰めした柚子胡椒こしょうの出荷期には上限を超え、バスに積めなかった貨物をトラックで運送していた。

     そのため、今年4月に宮崎交通が九州運輸局に上限を撤廃するよう申請し、今月、許可された。

     同社は「積載量が増えることで運送会社のニーズに応えられる」、ヤマト運輸は「物流効率化につながる」としている。

    2018年06月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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