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    天神・博多

    アニメ制作 福岡に新会社、庵野秀明氏ら3社が設立

    • 新会社設立の意気込みなどを語った(右から)川上・ドワンゴ会長、庵野・カラー社長、麻生・麻生塾理事長ら
      新会社設立の意気込みなどを語った(右から)川上・ドワンゴ会長、庵野・カラー社長、麻生・麻生塾理事長ら

     アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズを手がけ、映画「シン・ゴジラ」の総監督でも知られる庵野秀明あんのひであき氏が社長を務める映像制作会社・カラー(東京)など3社は12日、福岡市にアニメやCG(コンピューターグラフィックス)作品を手がける新会社「プロジェクトスタジオQ」を今月3日付で設立したと発表した。福岡などの人材を雇用し、魅力的な新作品の創出を目指す考えだ。

     ほかの2社は、「ニコニコ動画」を運営するドワンゴ(東京)、IT系などの人材を育てる専門学校運営の麻生塾(福岡市)。それぞれ500万円を出資し、福岡市博多区のオフィスビル内に拠点を設けた。社名の「Q」には「九州」や「品質(Quality)」などの意味を込めた。

     新会社は、ドワンゴの太田豊紀取締役が社長となり、麻生健・麻生塾理事長も取締役に就いた。庵野氏は「創作管理統括」を担う。従業員は3社からの計6人。まずは20~30人ほどの採用を目指す。会社設立などに伴う経費については、市の交付金も活用する予定。当面は、カラーが手がける新作に絡んだ制作作業の一部を受注する見込みだ。

     12日に福岡市内で開いた記者会見やトークイベントでは、庵野氏が「数年後には、スタジオQが中心となって制作する作品も生み出したい」と強調。さらに「ここを拠点に、福岡のCG制作者たちとも交流を深め、(カラーとしても)いい作品づくりにつなげたい」と期待した。

     ドワンゴの川上量生のぶお会長は「ソフト産業は東京に一極集中しているが、制作は世界中どこでもできる。福岡市は住環境や交通の便が良い」などと立地の理由を説明した。

    2017年07月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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