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    鉄道・運輸

    鳥栖駅舎の保存 前提とせず、検討委が市の素案了承

     JR鳥栖駅周辺整備計画について議論する検討委員会(委員長=柴田久・福岡大工学部教授、9人)の会合が16日、鳥栖市で開かれ、現駅舎の現地保存を前提としない市の基本計画の素案を了承した。29日~6月23日に市民から意見を募って検討委で再協議し、市が7月末に基本計画として正式決定する予定。

     基本計画の素案によると、現駅舎の東西を結ぶ「虹の橋」南側に、新たに橋上駅舎と自由通路を設置。近くの「鳥栖ビル」を買収、解体するなどし、駅前広場を現行の約2・7倍に拡大する。交通の流れを良くするため、広場に接続する路線を4本から3本に集約し、広場出入り口に十字路を設ける。

     整備計画を巡っては、市教委の諮問を受けた市文化財保護審議会が昨年、現駅舎を調査。1903年(明治36年)築の建物を「九州の最も古い駅舎の一つで、建築文化財や歴史遺産として価値を有する」として現地保存を提言しつつ、計画にも配慮して「最善の調整を強く望む」としていた。

     市によると、駅舎を現地保存すると広場を十分確保できず、新駅舎の整備にも支障が出るという。

    2017年05月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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