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    鉄道・運輸

    宮崎―鹿児島中央41分短縮、「振り子車両」導入などで…宮崎県調査

     宮崎県は7日、JR日豊線などの高速化に関する調査結果を県議会総務政策委員会で報告した。カーブを高速で走行できる「振り子車両」を導入し、線路の一部を新設した場合、宮崎―鹿児島中央駅間の所要時間は現行より41分短縮され、1時間30分程度にできるとした。

     県が列車の速度を上げて時間を短縮する「高速化」について、大分―鹿児島中央駅間(約330キロ)を調査した。報告によると、大分―宮崎駅間では所要時間は現行より約27分短縮され、2時間40分程度となるとした。

     大分―鹿児島中央駅間の整備費用の見込みは2762億円。距離に応じて鹿児島、大分両県と案分すると、宮崎県分は1308億円になるとした。

     一方、振り子車両の導入や新たな線路の建設を行わず、線路や駅の改良にとどめた場合、宮崎―鹿児島中央駅間は10分11秒、大分―宮崎駅間は4分55秒短縮される。大分―鹿児島中央駅間の整備費用は151億円を見込んでいる。

     県総合交通課は「宮崎―鹿児島中央駅間では整備効果が高い。時間短縮効果のインパクト(衝撃)を残すには、振り子車両の導入や新しい線路の建設が必要になる」と説明した。

     宮崎、鹿児島、大分、福岡各県と北九州市でつくる「東九州新幹線鉄道建設促進期成会」が2015年に実施した調査では、新幹線を整備すると、大分―鹿児島間の所要時間は77分で、4時間1分短縮される。費用は1兆8950億円と試算されている。

    2018年03月08日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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