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    鉄道・運輸

    日田彦山線復旧費削減策を提案、大分・福岡両県の事業活用で…検討会

     昨年7月の九州北部豪雨で一部区間が不通となっているJR日田彦山線の復旧方針について、沿線自治体とJR九州の事務方の代表者が話し合う検討会の初会合が15日、大分県庁で開かれた。大分・福岡両県は、災害復旧事業の活用による費用圧縮を提案した。

     同線の不通区間は、夜明(日田市)―添田(福岡県添田町)駅間の約29キロ。県内では、大鶴(同市)―宝珠山(福岡県東峰村)駅間にある竹本橋りょうが傾く被害が出た。同社は不通区間の復旧費を計約70億円と試算しており、JR単独での復旧は困難との見方を示している。

     検討会は大分・福岡両県と3市町村、同社の担当役員らが集まって非公開で行われた。終了後に記者会見した大分県の担当者によると、大分県は、傾いた橋が架かる大肥川の災害復旧事業で計画している分水路の完成で、橋付近の流量や水位を下げられると説明。同社が想定する橋の架け替えを行わなくても、「橋の修復で鉄道の運行は可能」と提案した。

     福岡県も災害復旧事業の活用を提案し、早期の鉄道の復旧を求めた。一方、同社は、利用客数が低迷する同線の運行継続策まで固めることも復旧の条件に掲げており、意見が対立した。

    2018年05月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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