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    福岡ソフトバンクホークス

    育成の星・千賀、念願タイトル当確…最優秀勝率

     ソフトバンク4―3オリックス(6日・ヤフオクドーム) 1点を追う九回二死二塁。ソフトバンク・上林が放った打球が右前で弾み同点になると、沈んだ顔でベンチに座っていた千賀が両手を上げて喜んだ。黒星なら最優秀勝率のタイトルを逃すことを覚悟して登板した育成出身の24歳に、最後にご褒美が待っていた。

     一回に小谷野に先制打を許した。二回の先頭から4者連続三振を奪っても、立ち直れなかった。五回には若月、T―岡田に連続アーチを浴び、6回9安打3失点でリードされたまま降板。前回登板で7失点を喫し、「やられたままで終わりたくない」と志願して本拠地最終戦のマウンドに上がったが、不本意な結果に終わった。

     13勝4敗で勝率7割6分5厘。土壇場で黒星が消え、自身初のタイトル獲得は事実上、決まった。だが、仲間への感謝の言葉とともに口をついて出たのは、「情けない」という自分への戒めの言葉。日本一への戦いは続く。レギュラーシーズンの最後に残った後味の悪さを晴らす機会は残っている。

    2017年10月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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