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    Jリーグ

    J2熊本負けない、執念ドロー…復興のシンボル目指し闘志貫く

    • 試合前に黙とうする熊本と東京Vの選手たち=中司雅信撮影
      試合前に黙とうする熊本と東京Vの選手たち=中司雅信撮影

     熊本0―0東京V(15日・えがおS) 「がまだせ(頑張れ) 熊本 負けんばい」――。そう記された巨大な横断幕が、2年前の熊本地震で被災したスタジアムの一角で揺れていた。復興支援マッチと銘打たれた一戦。白星を届けることこそできなかったが、熊本イレブンは負けなかった。

     熊本県宇城市出身のMF米原が「気持ちが入り過ぎた」と振り返った通り、攻守の歯車がかみ合わず、相手に約2倍の13本のシュートを浴びる苦しい展開が続いた。それでも、終盤に投入された同市出身のFW巻は「勝ち点3だけを目指した」。最後まで戦う姿勢を貫き、ゴールを目指した選手たちに、渋谷監督も「前進する姿は見せることができた」とうなずいた。

     1年前の復興支援マッチには約1万4000人が入った。今年もクラブは地元出身の歌手、八代亜紀さんのミニコンサートやサッカー教室など様々なイベントで盛り上げたが、約1万人の集客にとどまった。「熊本県の皆さんの思いや信頼を背負えるようになりたい」と巻は言う。復興のシンボルとなるためにも、J1昇格の夢をかなえたい。

    2018年04月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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