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    読売新聞の書評担当記者が選ぶおすすめの1冊です。

    『みちのきち 私の一冊』 国学院大学みちのきちプロジェクト編

     次代を担う若者に読んでほしい本を、著名人109人が1冊ずつ推薦した本。国学院大で始まった読書プロジェクトの呼びかけにこたえて、作家、ジャーナリスト、俳優、スポーツ選手、政治家、財界人ら各界の読書家から無償で文章が寄せられた。

     収められた本は『古事記』『風姿花伝』からドストエフスキー、ニーチェ、村上春樹まで幅広い。写真と文章を見開きに配したレイアウトに加え、上質な手触りの紙を用いた布張りの製本など凝った造りで、ページを繰るのが楽しい。

     「みちのきち」というタイトルには、読書を通して「未知」を「既知」に変えてほしいとの願いが込められているという。インターネット時代に、あえてこのような上製本を世に問う大学人の心意気を買う。(弘文堂、1800円)(良)

    2018年04月18日 05時25分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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