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    小説や書き下ろし、オリジナルの文庫などを紹介します。
    評・本多正一(文筆家)

    『藁屋根』 小沼丹著

     表題作を含む、著者の分身であろう一連の“大寺さん”もの3編に、恩師・谷崎精二と周囲の文士たちを回想する「竹の会」、ロンドンに滞在した折の「キュウタイ」他の4編、計8編の短編を収録。

     端正な文体と滋味あふれる視線で、感傷に陥らぬ人生の哀歓が描かれる。文章を読むよろこびを味わわせてくれる。(講談社文芸文庫、1550円)

    2018年02月06日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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