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    小説や書き下ろし、オリジナルの文庫などを紹介します。
    評・青木千恵(書評家)

    『捨ててこそ 空也』 梓澤要著

     平安時代中期、醍醐天皇の皇子として生まれながら、政争で親王の称号を許されなかった五宮常葉丸ごのみやとこはまるは、母の死をきっかけに出自を捨てる。里へ山へ、西国から坂東へ。

     諸国を歩いて仏の救済を説き、「市聖いちのひじり」と呼ばれる空也(くうや)上人の生涯を描く。仏教史を学んだ著者による、読み応えある長編歴史小説である。(新潮文庫、750円)

    2018年02月27日 05時15分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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