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    小説や書き下ろし、オリジナルの文庫などを紹介します。
    評・中村 計(ライター)

    『にんげん蚤の市』 高峰秀子著

     著者は「二十四の瞳」等で知られる昭和の名女優にして、晩年は名エッセイストでもあった。人を物にたとえる癖があり、<松本清張=船箪笥ふなだんす><仲代なかだい達矢=大名時計><美空ひばり=益子焼ましこやき>と17人の著名人を温かなユーモアあふれる視線でとらえる章は傑作。本人の笑い声が聞こえてくるかのような軽妙な文体である。(河出文庫、660円)

    2018年03月13日 05時22分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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