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    30代、40代女性の恋の悩みに、恋愛・結婚・人間関係コンサルタントの木村隆志さんがアドバイス。

    理想と現実…家庭的な人と結婚したいは間違ってる?

    円満な両親と、冷たかった元彼

     「こういう人と結婚したい」「こんな家庭を築きたい」。長年そんな理想を持ち続けている女性は多いのですが、それが足かせになることがあります。

     相談者の綾さん(仮名、34歳)は、育った環境と、過去の恋愛がきっかけで、結婚相手を選ぶ基準が偏っていました。「5年間で4人も付き合ったのに、どの男性とも結婚に至らなかった」のは、まさにその基準によるところが大きかったのです。

     綾さん「家族を大切にする穏やかな両親のもとで育ったので、『私もそういう家庭を築きたい』と思っています。でも、これまでお付き合いしてきた男性はそうでない人ばかりで、うまくいきませんでした」

     木村「元恋人の男性は、どんな人だったのでしょうか?」

     綾さん「休日に私を放って遊びにいってしまったり、隠れて合コンに行ったり、付き合う前は情熱的なのに恋人になったら冷めてしまったり、悲しい思いを繰り返してきました。だから、なおさら『家庭的な男性と結婚したい』という気持ちが強くなっています」

     木村「綾さんはどんな男性が家庭的だと思っていますか?」

     綾さん「恋人や妻の手料理を素直に喜んだり、休日には『僕が作るよ』と言ってくれたり、子どもが好きで遊びに連れていったり、行事にも前向きに参加したり、私の家族とも気さくに接してくれるような男性だといいな、と思っています。そういう家庭的な男性を見極める方法を教えてもらえませんでしょうか?」

     木村「これまでは、どのような基準で見極めようとしてきましたか?」

     綾さん「家庭的な男性ほど公私の切り替えがはっきりしていて、『平日は仕事、週末は家庭』という印象があります。あと、私の周りにいる家庭的な男性は、奥さんが専業主婦であることが多いので、そういう考え方の男性を探せばいいのかな、と思っていました」

     木村「実際そういう基準で男性を探してみて、成果はありましたか?」

     綾さん「公私の切り替えがはっきりしている男性が家庭的とは限りませんでした。むしろ、遊んでばかりだったり、仕事のグチが多かったりして、私が悩まされたくらいです。それと、元彼が『結婚したら奥さんは専業主婦になってほしい』と言っていたのに、付き合ってみたら家庭的なところがない人でした」

    結婚後に家庭的な男性になればOK

     木村「綾さんは『家庭的な男性』と言っていますが、実際の意味としては『自分との時間を大切にしてくれる優しい男性』を探しているのかもしれませんね」

     綾さん「『すごく優しい男性がいい』とか、『私だけに優しい男性がいい』とか、そういう意味はあまりないつもりなのですが……」

     木村「では、綾さんはご自身のことをどれくらい家庭的な女性だと思っていますか?」

     綾さん「人並みくらいに家事はできますし、特に趣味がない分、結婚したら家族との時間や子育てに励んで、家庭的な女性になろうと思っています」

     木村「現在の綾さんが人並みくらいなら、相手に求めるものもそれくらいのほうがいいでしょう。あまり相手を選ぶハードルを上げすぎるとチャンスの数が減りますし、綾さんご自身がそうなろうと思っているように、『結婚後に家庭的になる男性でいい』わけですよね」

     綾さん「考えてみると、そうかもしれませんね」

     木村「結婚後に家庭的になりそうな男性を見極めたいのなら、会話の内容に注目しましょう。たとえば、『綾さんがかける言葉にポジティブな返事ができるか?』は一つの目安になります。男性の返事が『そうだね』『いいね』などの同意、『それで?』『続きは?』などの関心、『楽しい』『おいしい』などの肯定を含むポジティブな言葉であれば、結婚後に家庭的な男性になる可能性は十分あるでしょう」

     綾さん「『単に口がうまい人』というだけの可能性はないですか?」

     木村「おっしゃる通りそういう可能性もあるので、できるだけ多く話しかけて見極めの精度を上げましょう。その他の方法としては、『綾さんの話をよく聞いてくれるか?』『前に話したことを覚えてくれているか?』も一つの目安になります。『結婚したら彼が私の話を聞いてくれなくなった』と嘆く女性は多いですから」

     綾さん「確かにそうかもしれませんね」

     木村「『自分の話が多くないか?』という点も参考になります。『僕は』『俺は』という自分を主語にした話が多い男性は、家族よりも自分を優先させる傾向がありますから。たとえば、聞いてもいないのに『両親を大切にしている』『料理や掃除もします』などと“優しい男”というアピールをする男性はあまり信用しないほうがいいでしょう」

     綾さん「分かる気がします。結婚したとたん、『釣った魚にエサをやらない』タイプになりそうですね」

     木村「会話以外では、携帯電話、カバン、財布、服などの『使う頻度の多いものを丁寧に扱っているか?』を見るのもいいでしょう。毎日使うものは、毎日顔を合わせる家族と似ているので、それにどう接しているかは一つの基準になるはずです」

     綾さん「その見極め方はいいですね。ぜひ注目してみようと思います」

     木村「次に、『どんな場所で出会いを求めればいいのか』を話していきましょう」

    ――家庭的な男性と結婚するためには、どのような場所で出会えばいいのでしょうか。

    2016年11月14日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    木村 隆志   (きむら・たかし
    コンサルタント/コラムニスト。ティーンから中高年世代まで、幅広い年齢層の相談を受け続け、コンサル数は対面だけで通算2万組超。また、各メディアに毎月20本強のコラムを寄稿している。最新刊『独身40男の歩き方』(CCCメディアハウス)が12月1日に発売。その他の著書に『40歳からはじめる 一生の恋人の見つけ方』(同文舘出版)、『話しかけなくていい!会話術』(CCCメディアハウス)、『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)、『好感度がアップする プラスひと言会話表現605』(こう書房)、『友活はじめませんか? 30代からの友人作り』(遊タイム出版)などがある。
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