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    30代、40代女性の恋の悩みに、恋愛・結婚・人間関係コンサルタントの木村隆志さんがアドバイス。

    なぜ結婚話を先送りにし、両親と会うのを避けるのか?

    両親は「娘のために」同居を黙認

     毎年、12月になると増えるのが、「彼との結婚話を進めたい」という相談。「今年もプロポーズされそうにない……」という失望感と、「実家の両親にいい報告をしたい」という思いから私のもとを訪れる女性が多いのです。

     相談者の佳奈さん(仮名、34歳)は、交際3年半、同居3年の彼(34歳)との結婚話が進まないことに焦りを感じていました。そして、『彼を実家の両親と会わせたい』という強い願望を持っていたのです。

     佳奈さん「これまで彼から2、3度結婚をほのめかすような話がありました。友人夫婦を見て『あんな夫婦になりたいよね』とか、『僕もちゃんと考えているから』とか言っていたので、いつ結婚話を進めてくれるんだろうと思っていたんですよ。家事は分担していますし、毎週末一緒に外食しているし、2人で飼い始めた猫もいるので、仲はいいほうだと思っていますが、結婚話だけはいっこうに進めてくれません……」

     木村「同居をはじめるときに、結婚話や両親に会うなどの機会はなかったのでしょうか?」

     佳奈さん「彼から『まだ両親と会うのは早いと思う。結婚話を進めるときに会いに行くから』と言われたので、まだ会ったことはありません。私の両親は『同居するなら一度会っておきたいけど、無理してせっかくの縁を壊したくない』と理解してくれました。でも、さすがに3年も過ぎたので、『もう待てない』という焦りが募っています」

     木村「そういう焦りを彼に打ち明けたことはありますか?」

     佳奈さん「私はもともとのんびりした性格というか、真剣な話を切り出すのが得意ではないんですよ。彼との生活は今でも楽しいので、それに流されて今日まできてしまったという面もあります」

     木村「『苦手なことだけど、今回は一念発起して頑張ろう』という気持ちはありますか?」

     佳奈さん「結婚話を進めるためなら、もう何でもやろうと思っています。出産願望もありますし、これ以上結婚話を先送りにしたら後悔するでしょうから。今度の正月は彼を両親に会わせるつもりで頑張ります」

    “仕事”は先送りの理由ではない

     木村「まず『なぜ彼が結婚話を進めないのか?』を考えたほうがいいでしょう。その理由さえクリアすれば、おのずと結婚話は進んでいくものですし、自信を持って彼と向き合えると思います。何か思い当たるものはありますか?」

     佳奈さん「以前、『仕事が忙しいし、大事な時期だから(結婚は)落ち着いてから』という話をされたことはありました。他に女性がいるわけでもなさそうですし、それ以外は思い浮かびません」

     木村「男性が結婚話を進めない理由は、主に“仕事”“お金”“不満”の三つ。これらをすべてクリアできれば、彼が『結婚に向けて動かざるを得ない』心境になるはずです」

     佳奈さん「やっぱり一番のネックは仕事かな……。毎日帰りが遅いし、疲れていて土日は昼まで寝ているくらいなので、彼は『もう少し余裕ができてから』と思っている気がします」

     木村「毎日帰りが遅いと言っても、土日は必ず休んでいるのであれば、結婚を先送りにするほどの忙しさとは言えません。もともと男性は、『結婚することでいろいろやらなければいけないことがある』と思いがちですが、二人はすでに同居しているので、大掛かりな結婚式でもやらない限り、特別に時間を取られることはないでしょう」

     佳奈さん「結婚式はしたいと思っていますが、こじんまりとしたもので十分ですし、『1、2年の間にできればいいかな』と思っています」

     木村「シンプルな結婚式で招待客も少なければ、打ち合わせは1、2度程度でいいし、佳奈さん一人で進めることも可能なので心配無用です。結婚式以外ですることと言えば、お互いの両親へのあいさつと、職場への報告くらいでしょう。つまり、仕事の忙しさは結婚を先延ばしにする材料にはなり得ないということです」

     佳奈さん「それを彼に説明すればいいんですね」

     木村「二つ目の理由はお金ですが、この点は心配なさそうですか? たとえば、彼が収入や貯金が少ないのを気にしているとか、自由に使えるお金が減るのを恐れているとか」

     佳奈さん「収入も貯金もあまり多くないみたいですが、ふだんから私は気にしないと言っているので大丈夫だと思います。もともとお酒以外でお金を使わない人なので、自由に使えるお金が減るのは気にしていないと思いますが……」

     木村「万全を期すために、佳奈さんから一度話してみましょう。結婚したら財布はどうするか、小遣いや貯金はどうするかなどを言ってあげることで、彼は気楽になると思います。結婚後にまた話し合えばいいので、あくまで暫定的に決めるだけであり、あまり考え込む必要はありません」

     佳奈さん「そうですね。お金の面でけんかしたくないので、ソフトな感じでいこうと思います」

     木村「三つ目の理由は不満。これが最大のネックである可能性が高いので、じっくりお話ししましょう」

    ――結婚話を先延ばしする男性が抱えがちな不満とはどんなものなのでしょうか。

    2016年12月26日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    木村 隆志   (きむら・たかし
    コンサルタント/コラムニスト。ティーンから中高年世代まで、幅広い年齢層の相談を受け続け、コンサル数は対面だけで通算2万組超。また、各メディアに毎月20本強のコラムを寄稿している。最新刊『独身40男の歩き方』(CCCメディアハウス)が12月1日に発売。その他の著書に『40歳からはじめる 一生の恋人の見つけ方』(同文舘出版)、『話しかけなくていい!会話術』(CCCメディアハウス)、『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)、『好感度がアップする プラスひと言会話表現605』(こう書房)、『友活はじめませんか? 30代からの友人作り』(遊タイム出版)などがある。
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