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    30代、40代女性の恋の悩みに、恋愛・結婚・人間関係コンサルタントの木村隆志さんがアドバイス。

    高校生の娘が34歳の男と交際…猛反対で大げんかに

    「姉妹のように仲のいい」母と娘

     先日、お笑い芸人の狩野英孝さん(34歳)と女子高生(17歳)との淫行疑惑報道があり、謝罪会見で所属事務所からの謹慎処分が発表されました。かつて私のもとにも、まったく同じ34歳の社会人男性と17歳の女子高生との交際に関わる相談があったのです。

     相談者の梨絵さん(仮名、39歳)は、高校生の娘(17歳)を持つシングルマザー。22歳のときに娘を出産したものの、夫の横暴な態度に悩んだあげく、手をあげられたことをきっかけに離婚して、女手一つで子育てをしてきました。

     母娘2人きりの生活は裕福ではなかったものの、「姉妹のように仲がいいと言われることもあった」と円満そのもの。しかしある日、娘が34歳の男性と交際していることが発覚して大げんかをしてしまったそうです。

     梨絵さん「ある知人が、娘と年の離れた男性が歩いていたことを教えてくれたんですよ。『お父さんですか?』と言われたので、嫌な予感がして娘を問い詰めたら、34歳の男性、すでに3か月も付き合っていることが分かりました。まだ17歳なのに、倍の年齢の男性を選ぶなんて……」

     木村「母親から見て、年齢差が問題ということですか?」

     梨絵さん「年齢差もそうですが、もっと問題なのは出会い方です。夏の野外イベントで声をかけられたそうなのですが、それってナンパですよね。34歳にもなって高校生をナンパするなんて信じられないので、『そんな人とは別れなさい』と言って大げんかになりました」

     木村「けんかはよくしますか? 今回はまだ仲直りできていないのでしょうか?」

     梨絵さん「もともと母一人子一人で親子仲はよくて、今まではけんかをしても1、2日で仲直りしていました。でも今回は、もう1週間以上まともに口を利いていません……」

     木村「母親として、『真剣交際ならOK』という気持ちはありますか? あるいは、『絶対に反対』という気持ちしかないのでしょうか?」

     梨絵さん「やっぱり反対ですね。どう考えても、まともな恋愛ではないと思うので」

    反対の気持ちを一度胸の中に隠す

     木村「絶対に反対ということでも、頭ごなしに『そんな男とは別れなさい』と相手の男性を否定すると、娘さんそのものを否定することにもなり、逆効果なのでやめましょう」

     梨絵さん「(反省した様子で)……考えてみれば、そうかもしれませんね」

     木村「『私が会わせてもらってないから心配なんだよ』と穏やかに反対の理由を伝えたり、『あなたが選んだのだからいい人なんだろうけど、私みたいに失敗する可能性もあるから』と自虐を交えて話したり、娘さんが聞きやすい形にしましょう」

     梨絵さん「おっしゃるように、言い方は大事なんでしょうね」

     木村「こういうときに『親だから』と、上から目線で押し付けると、仲のいい親子でも簡単に亀裂が入ってしまいます。しかも、梨絵さんは母娘2人きりで逃げ場のない関係性なので、相手の気持ちを考えながら穏やかな話し方を心がけてください。その意味で、娘さんの話をもう一度しっかり聞いたほうがいいですし、それから彼と会って話したあとに賛成・反対の言葉を伝えればいい気がしませんか?」

     梨絵さん「そのやり方で、娘は言うことを聞いてくれるでしょうか?」

     木村「反対ありきではなく、『賛成したいからもっと聞かせて。彼に会わせて』という言い方をすれば心を開く可能性はあるでしょう。今は賛成できないという心境でも、それを娘のために一度隠す必要があります」

     梨絵さん「(首をひねりながら)やっぱり嫌悪感が強いので、うまくできるか自信がないですね……」

     木村「では、娘と年の離れた男性との交際を認めるときのセオリーを頭に入れておいてください。交際を認める代わりに、『彼にきちんとあいさつさせて、真剣な交際なのかどうかを聞く』『高校を卒業するまではデートの行き先を伝え、門限を19時程度にする』『月に一度は彼を家に連れてくる(真剣度に変化がないか確かめる)』『彼から高額なプレゼントをもらわない』などを約束してもらうつもりでいれば、少しは嫌悪感が薄れるのではないでしょうか」

     梨絵さん「(うなずきながら)最悪別れさせられなくても、それを約束させれば、駄目な付き合い方ではない分、少しは気が休まるかもしれませんね」

     木村「健全な付き合いをさせるためには、恋愛以外のことに目を向けさせることも重要です。なかでも最も大切なのが、高校卒業後の進路。彼との交際でなく、進路を真剣に考えさせて目標が決まれば、恋愛で大きく道にそれることはないでしょう」

     梨絵さん「それは高校2年生の娘にとって大切なことですね」

     木村「彼との恋愛は今だけのものになる可能性がありますが、娘さんの人生と、親子の関係は、どう転んでも一生モノです。恋愛と人生と親子関係の3つの側面から考えさせられれば、それなりに頭を冷やせるでしょう」

    ――娘の交際に対する怒りがやわらぎ、向き合うことを決めた梨絵さん。しかし彼女自身も、思いも寄らぬ秘密を抱えていたのです。

    2017年02月06日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    木村 隆志   (きむら・たかし
    コンサルタント/コラムニスト。ティーンから中高年世代まで、幅広い年齢層の相談を受け続け、コンサル数は対面だけで通算2万組超。また、各メディアに毎月20本強のコラムを寄稿している。最新刊『独身40男の歩き方』(CCCメディアハウス)が2016年12月1日に発売。その他の著書に『40歳からはじめる 一生の恋人の見つけ方』(同文舘出版)、『話しかけなくていい!会話術』(CCCメディアハウス)、『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)、『好感度がアップする プラスひと言会話表現605』(こう書房)、『友活はじめませんか? 30代からの友人作り』(遊タイム出版)などがある。
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