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    30代、40代女性の恋の悩みに、恋愛・結婚・人間関係コンサルタントの木村隆志さんがアドバイス。

    結婚前提の交際が一変…彼が「考えられない」と言い出した

    彼の心境が変わった事情とは?

     現在、毎週月曜日夜9時からドラマ『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)が放送されています。

     同作は「絶対に結婚したい」高梨あすか(西内まりや)と、「絶対に結婚したくない」名波竜(山村隆太)のラブストーリー。「結婚観がかみ合わない2人がどのように距離を縮めていくのか?」がポイントとなっています。

     現実の世界にもこのようなカップルは多く、恋人の結婚観を変えようとアドバイスを求める相談者さんは後を絶ちません。相談者の美佐さん(仮名、32歳)は、結婚前提で交際していた彼(32歳)の態度が一変したことに悩んでいました。

     美佐さん「彼とは2年前から結婚前提のお付き合いをしてきました。当時、私は30歳になる直前だったので『次に付き合う人は結婚相手』と思っていましたし、彼も『僕も同じ気持ち』と言っていて、2、3年以内を結婚のメドにしていたんですよ。『そろそろかな』と思っていたのに、3か月くらい前から彼の様子がおかしくなってきました」

     木村「結婚を避けるような言動があったのでしょうか?」

     美佐さん「ある日、家の近くを歩いているときにマンションのチラシをもらったので、話を振ってみたのですが、『こういうのはいいから』と拒絶したんですよ。その後も、芸能人の結婚ニュースが流れたときに見て見ぬふりをしていたので、『もしかして結婚話、避けてる?』と聞いたら、『そうじゃなくて……』とごまかされました。だから気になって先日、思い切って『私との結婚は考えられないってこと?』と聞いてみたら、『美佐がどうとかではなくて、今は結婚に疑問を持っている』と言ったんです」

     木村「疑問を持ち始めた理由は聞きましたか?」

     美佐さん「彼の両親は小学生のころに離婚したそうなんですが、最近、母親から本当の理由を聞いたみたいなんですよ。彼のお母さんが、幼い子どもがいるにもかかわらず離婚したのは、お父さんから『一緒にいても幸せを感じない。大切にしようとは思えない』と言われたからだそうです。それを聞いた彼は、『これまでの恋愛を振り返ると、自分にも父親のような冷たいところがあったかもしれないと感じて、結婚しないほうがいいかなと思い始めた。今は結婚を考えられない』と言っていました」

     木村「思い当たる理由はその一点ですか?」

     美佐さん「高校時代のバスケ部仲間が3人も離婚しているらしいんですよ。それと、今、所属しているチームの仲間が独身ばかりというのもあるようですね」

     木村「身近な人に離婚経験者と、独身主義者が多いということですね。男性はそういう状況が重なったとき、結婚に対して『自由が減る』『お金の不安がある』などとネガティブなイメージを抱きやすく、かたくなになるものです」

    結婚は「手段」であり「目的」ではない

     美佐さん「(うなずきながら)彼も付き合い始めたばかりのころから、お金の不安は口にしていましたね」

     木村「結婚に疑問を抱き始めた今、そういう気持ちが再燃しているかもしれません。いずれにしても現在は、『結婚したい』美佐さんと『結婚したくない』彼という心境の差が明らかになりました。これを認めた上で話を進めていきましょう」

     美佐さん「(覚悟を決めたように)これを認めなければ先に進めないということですね」

     木村「まずは、彼の『結婚したくない』というかたくなな気持ちを溶かすことを考えましょう。ベストの方法は、『結婚したくない』根本的な理由を解消すること。できれば彼の母親や友人に協力してもらって、結婚に対する彼の認識を改めたいところです」

     美佐さん「どういうことですか?」

     木村「まだ彼は結婚や離婚をぼんやりとしたイメージでしか、とらえられていません。信頼する母親や友人の口から、『結婚について本当はどう思っているのか』『離婚を経験したから、彼に結婚を勧められないのか』『彼と恋人の結婚についてどう思っているのか』などを聞くことで、心境の変化が期待できます」

     美佐さん「やっぱりお母さんは難しそうですが、高校時代のバスケ部仲間は面識があるのでいけるかもしれませんね」

     木村「次の方法は、『美佐さんがすごく結婚したがっている』という彼の認識を変えてもらうことです」

     美佐さん「(意外そうに)『結婚したい』と思われていたら駄目なんですか?」

     木村「(首を横に振りながら)『結婚はしたいけど、それはあくまで手段であって、目的ではない』ということです。最初に伝えるのは、『32歳になった今、この先の人生を充実したものにするために計画を立てたいと思っている』ということ。それから、『妊娠・出産と子育て、家などの大きな買い物、貯蓄や保険、将来の備えなどを考えると、近いうちの結婚が最適』というざっくりとした計画を伝えましょう。すると、『彼女はやみくもに結婚したいんじゃなくて、先の人生を見て考えているんだな』という印象を与えられます」

     美佐さん「伝え方が大事ということですね。確かに、結婚したがっているだけの女だったら、誰でも逃げたくなってしまうと思います」

     木村「本気で彼の気持ちを変えて、早期結婚を目指すのなら、絶対にやっておいたほうがいいことが、もう一つあります」

    ――早期結婚を目指すためにやっておきたいこととは? コンサル後、意外な事実が明らかになりますが、美佐さんは望み通り彼と結婚できるのでしょうか。

    2017年02月20日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    木村 隆志   (きむら・たかし
    コンサルタント/コラムニスト。ティーンから中高年世代まで、幅広い年齢層の相談を受け続け、コンサル数は対面だけで通算2万組超。また、各メディアに毎月20本強のコラムを寄稿している。最新刊『独身40男の歩き方』(CCCメディアハウス)が2016年12月1日に発売。その他の著書に『40歳からはじめる 一生の恋人の見つけ方』(同文舘出版)、『話しかけなくていい!会話術』(CCCメディアハウス)、『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)、『好感度がアップする プラスひと言会話表現605』(こう書房)、『友活はじめませんか? 30代からの友人作り』(遊タイム出版)などがある。
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