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    30代、40代女性の恋の悩みに、恋愛・結婚・人間関係コンサルタントの木村隆志さんがアドバイス。

    婚活で年齢をサバ読んでしまった…別れるしかない?

    アラフォー直前なのに「29歳」の嘘

     大小の差こそあれ、恋人に(うそ)をついている人は少なくありません。実際、「嘘をついているから円満な関係を保っていられる」というカップルも多いものです。

     ただ、もしあなたの恋人が年齢を偽っていることを知ったら、あなたはどう思うでしょうか。今回の相談者、友里さん(仮名、34歳)は、何げなく年齢を偽ったことで、大きな悩みを抱えてしまったのです。

     友里さん「彼(31歳)とは、ネットの婚活アプリで知り合いました。出会いを探していたのは確かですが、本気で見つかるとも思っていなかったので、つい年齢をサバ読んでしまったんです」

     木村「友里さんだけでなく、ネットなどの気軽な出会いの場では、相手受けを考えて、つい年齢を偽ったり、あいまいに答えたりする人がいますからね」

     友里さん「『20代のほうが食いついてくれるかな』と思って、『29歳です』と5歳もサバ読んでしまったんです。彼とは好きな映画や食べ物が一緒だったので、予想以上に話が弾んで会うことになりました」

     木村「ネットでのやり取りを経て、デートすることになったんですね」

     友里さん「3週間くらい毎日のようにメッセージを送り合っていたので、私もテンションが上がっていたとき、彼から『そろそろ会いたい』と言われました。嘘をついているという葛藤はありましたが、それ以上に会いたくなってしまったんです」

     木村「お会いしたとき、彼の反応はいかがでしたか?」

     友里さん「私は事前に横顔の写真を送ってあったのですが、彼は『思っていた通りの人でよかった』と言ってくれました。『バレてない』とホッとしましたが、心の中では罪悪感でいっぱいで……。彼はデート中、紳士的に振る舞ってくれましたし、男らしく『また会いたい』と言ってくれました。だからその後もデートを重ねて、自然な形で付き合い始めることになったんです」

     木村「後ろめたいところはあるけど、『彼に嫌われたくないから、どうしても本当のことが言えなかった』ということですね」

     友里さん「(うなずきながら)付き合い始めて半年になりますが、私は来月の誕生日で35歳になるので、『さすがにこれ以上隠し続けるのはまずい』と思ったんです。もうアラフォーになるわけですから、彼に悪いのはもちろんですが、私にとってもこのまま年齢を重ねるのは良くないと感じました」

    相手が真面目なタイプなら急ぐべき

     木村「婚活アプリで知り合ったわけですから、結婚に関する話は当然出ますよね?」

     友里さん「具体的に『いつまでに結婚』という話はしていませんが、お金や住まいに関することとか、『ずっと一緒にいる』という前提で話をしたことは何度かありました。彼がどこまで本気かは分かりませんが、今のところは大きなけんかもないので、このままいけば……というところだと思います」

     木村「友里さんに対する彼の愛情は信じられますか? たとえば、明日本当のことを打ち明けたら、彼はどんな顔で、どんな返事をすると思いますか?」

     友里さん「(首をひねりながら)怒ると思いますが、その先のことはまったく予想がつきません。もちろん『受け入れてほしい』という願望はありますが、彼は真面目で嘘をつくタイプではないので、『許してくれないかも』という不安も大きいですね」

     木村「真面目で嘘をつかないタイプの男性なら、ますます早めに伝えたほうがいいでしょう。もし彼が友里さんとの将来を具体的に考えているとしたら、それがすべて無駄になってしまうわけですから」

     友里さん「(両手で頭を抱えながら)……本当はすごくうれしいことなのに、自分で台なしにしてしまうということですね」

     木村「男性でも、たとえば『僕が31歳で彼女が29歳なら2年以内で結婚して、子どもは3、4年後までにできるといいな』などのプランを立てる人は少なくありません。また、友里さんの態度を踏まえて、『彼女はプロポーズを待っているのかな? 子どもを何人ほしいと思っているのかな?』などと考えることもありますし、婚活アプリで知り合ったのならなおさらです」

     友里さん「(うつむいたまま自分に言い聞かせるように)ますます胸が痛くなりました。やっぱり勇気を持って言わなきゃ駄目ですよね」

     木村「(励ますように)彼が友里さんのことを本当に好きなら、嘘を許してくれる可能性は高いでしょう。それどころか実年齢が分かって、『じゃあ、もっと早く結婚しなきゃ』と思ってくれるかもしれないので、ネガティブに考えすぎなくてもいいと思いますよ」

     友里さん「そんなに都合よくは考えられませんね……」

     木村「重要なのは、『いつ、どこで、どんな言い方をするか』。それさえ間違えなければ、彼は友里さんの話を素直に聞いてくれるので、良い方向に進む可能性は高いでしょう」

    ――友里さんがどんな方法で真実を伝えれば、彼は嘘を許してくれるのでしょうか?

    2017年04月03日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    木村 隆志   (きむら・たかし
    コンサルタント/コラムニスト。ティーンから中高年世代まで、幅広い年齢層の相談を受け続け、コンサル数は対面だけで通算2万組超。また、各メディアに毎月20本強のコラムを寄稿している。最新刊『独身40男の歩き方』(CCCメディアハウス)が12月1日に発売。その他の著書に『40歳からはじめる 一生の恋人の見つけ方』(同文舘出版)、『話しかけなくていい!会話術』(CCCメディアハウス)、『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)、『好感度がアップする プラスひと言会話表現605』(こう書房)、『友活はじめませんか? 30代からの友人作り』(遊タイム出版)などがある。
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