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    30代、40代女性の恋の悩みに、恋愛・結婚・人間関係コンサルタントの木村隆志さんがアドバイス。

    婚活で知り合った恋人がまさかの二股? 彼を信じていいのか

    婚活仲間の女性にアプローチしていた

     結婚を前提にした出会いである婚活では、誠実さが必須。当初こそ複数の相手候補がいるものの、「交際スタート後は一人に絞る」のが暗黙の了解です。しかし、結婚は自分の人生を左右することだけに、闇雲(やみくも)に相手を信じすぎるのは禁物。実際、交際スタート後に二股をかけてしまう人がいるのです。

     今回の相談者・恵理さん(仮名、34歳)は、結婚情報サービスで知り合った男性(35歳)とデートを重ね、交際を申し込まれました。恵理さん自身も彼に好意を寄せ始めていたため、すぐにOK。結婚に向けて順調なスタートを切ったと思っていたところ、思わぬ問題が発覚します。

     彼は恵理さんの婚活仲間だった女性(32歳)にもアプローチしていて、交際スタート後も連絡を取り合っていたことが分かったのです。

     恵理さん「2か月ぶりに婚活仲間だった子と会って話していたら、彼女の口から彼の名前が出てあ然としました。私とデートしていたころに彼女とも会っていて、デートもしたことが分かったんです」

     木村「その女性は、恵理さんと彼が会っていることや、現在交際していることを知らないのですか?」

     恵理さん「彼女は何も知らないので、私も本当のことを言えませんでした。でも彼女はうれしそうに彼のことを話してくるんですよ。『熱心に誘ってくれる』とか、『私のことを気に入ってくれている』とか、『ご飯をおごってもらった』とか……」

     木村「ただ、彼は恵理さんとの交際スタート後に、彼女とは会っていないのでは?」

     恵理さん「正直そこは聞けなかったのですが、可能性は五分五分かな……というところです。でも、メールのやり取りをしているのは確実なので、嫌悪感が(すご)くて、『今すぐにでも別れるべきなのかな』と考えてしまいました」

     木村「彼への気持ちは変わりましたか?今現在、彼のことは好きですか?」

     恵理さん「そりゃあ、『この人と結婚したい』と思った男性なので、好きという気持ちは変わりませんよ。でも、感情に任せて結婚してもいいのか、自信が持てないところもあります」

     木村「今日は何を聞きたいと思ってコンサルをしに来たのでしょうか。言葉を選ばなくてもいいので、もう少し本音で話してください」

     恵理さん「私が一番聞きたいのは、『婚活中に二股をかける男性はいるのか』と、『そういう男性を信用しても大丈夫か』ということです。本音を言えば、彼と結婚したいと思っていますが、結婚直後に後悔したり、『やっぱり離婚する』と言い出したりしないように、アドバイスをもらえませんでしょうか?」

    婚活中に二股をかける人は珍しくない

     木村「まず『婚活中に二股をかける男性はいるのか』については、残念ながら『けっこういる』という返事になります。もともと婚活は、合理的・効率的に多くの異性と出会えるものであり、最大のメリットは『うまくいかなかったらサッと離れてしまえばいい』という気楽さ。だから男女を問わず、結婚が決まるまでは隠れて連絡を取っていたり、いわゆる“キープ”をしたりする人がいます。彼が本当にそうなのかは、まだ分かりませんが、完全に信用しすぎないほうがいいでしょう」

     恵理さん「(がっくりしつつ)縁もゆかりもない人と簡単に出会える分、そういう落とし穴のようなものがあるってことですね……」

     木村「次に、『そういう男性を信用しても大丈夫か』については、信用できるか、信用できないか、恵理さんご自身の目と心ではっきりさせることが重要です。もし『これなら信用できる』と思えたら、結婚直後に後悔したり、『やっぱり離婚する』と言い出したりしないでしょうから」

     恵理さん「どんなことをすれば『信用できる』『信用できない』の判断ができますか?」

     木村「やはり彼と会って直接確認するべきでしょう。疑念を抱えたままでは結婚どころか、交際すらも苦痛になりますから。なかでも確認すべきは、『なぜ彼女と今でも連絡を取っているのか』ということです」

     恵理さん「(不思議そうな表情で)『私がいるのに、なぜ彼女にアプローチをしたのか』は聞かなくてもいいんですか?」

     木村「婚活では、交際前に複数の相手とやり取りするのは普通のことです。そこを責めてしまうと『お互い様だろ』と話がややこしくなるので、『私との交際スタート後になぜ連絡を取っていたのか』の一点に絞りましょう」

     恵理さん「分かりました。その他に聞いておくべきことはありますか?」

     木村「『なぜ彼女ではなく、私を選んだのか』『私とどんな家庭を築いていきたいのか』は聞いてもいいでしょう。それらをしっかり言ってもらうことで、恵理さんが彼のことを信用できるようになれればいいわけですから」

     恵理さん「『もう彼女とは連絡を取らないで』と言っておいたほうがいいですか?」

     木村「恵理さんから催促されてではなく、彼自らそのように言えたら、ある程度は信用できるのではないでしょうか。話し合いの場で、彼が『もう二度と連絡を取らない』と言うまで辛抱強く待ってもいいと思いますよ」

     恵理さん「(いったん納得しつつも)そうですね。でも、もしそう言ってくれたとしても、本当に彼のことを心から信用できるようになれるのか、やっぱり不安です……」

    ――まだまだショックを引きずっている恵理さん。それは二股だけでなく、他のことにも及んでいたのです。

    2017年08月07日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    プロフィル
    木村 隆志   (きむら・たかし
    コンサルタント/コラムニスト。ティーンから中高年世代まで、幅広い年齢層の相談を受け続け、コンサル数は対面だけで通算2万組超。また、各メディアに毎月20本強のコラムを寄稿している。最新刊『独身40男の歩き方』(CCCメディアハウス)が2016年12月1日に発売。その他の著書に『40歳からはじめる 一生の恋人の見つけ方』(同文舘出版)、『話しかけなくていい!会話術』(CCCメディアハウス)、『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』(TAC出版)、『好感度がアップする プラスひと言会話表現605』(こう書房)、『友活はじめませんか? 30代からの友人作り』(遊タイム出版)などがある。
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