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    住まいに関する特集コーナーです。

    夏もカラッと快眠 除湿、家電や寝具で

     高温多湿な日本の夏。寝汗をかきやすくなるこの季節、特に寝具には湿気がたまりやすい。

     快適な眠りの環境を整えるには、除湿に役立つ家電や寝具を利用してもいい。

    一晩200ミリ・リットルの汗

     人間の睡眠時間は1日のおよそ3分の1と長い。人間は一晩で180~200ミリ・リットルの汗をかくとされ、暑い時期は量も増える。汗は水蒸気として室内に放出されたり、寝具に吸い取られたりする。寝室も、布団やベッドも湿度が高くなる。

     このような環境は、ハウスダストの原因になるダニやカビの繁殖に適した、気温20~30度、湿度60%以上という条件に重なる。除湿機や冷房機で湿度や室温を管理するのに加え、寝具の湿気を除くことも大切だ。

    掃除機でダニ取り

     近年人気の家電のひとつ、布団専用のハンディータイプの掃除機。今年は温風を吹き当てて除湿する機能を持たせた機種が登場した。

     市場占有率トップのレイコップ・ジャパンが2月に発売した新商品「レイコップRP」(税込み5万9800円)は、内部で温めた温風を吹き出す機能を新たに搭載した。布団を乾燥させ、ダニが繁殖しにくい環境をつくる。布団の接地面に、掃除用の吸引口と除湿用の温風吹き出し口があり、掃除と除湿が同時にできる。

     シャープも5月、温風が吹き出すタイプの新商品「コロネEC―HX100」(同4万3000円前後)を発売。温風が吹き出すと同時に、吸い込んだダニを、掃除機内で発生する高速の旋回気流で死滅させる。持ち手が大きく、持ち運びや操作がしやすい。

     布団を温めることができ冬場に活躍する布団乾燥機を、夏の除湿に用いてもいい。アイリスオーヤマの「ふとん乾燥機カラリエ」(同1万6000円前後)は、温風を放射するホースを敷布団と掛け布団の間に差し込んで使う。ダニの活動が弱まるとされる50度強の温風を100分出す「ダニモード」もある。ホースを押し入れやクローゼットに向ければ内部の乾燥もできるほか、付属品の二またに分かれたホースを使って靴を乾かすことも可能だ。

    さらりとした肌触り

     寝具や寝間着も吸湿性や風通しの良さなどに配慮して選ぶといい。

     東京西川の「アイスマックス冷感パッドシーツ」(同1万6200円)は、ジェルマットのようにそのものが冷たいのではなく、熱伝導性の高い特殊な繊維がひんやりとした肌触りをもたらす。中綿を使用せずにメッシュの素材を二重構造にし、通気性を高めた。布団やシーツの上に重ねて使う。家庭で丸洗いでき、清潔さも保てる。同素材の枕用パッドもある。

     ワコールは「睡眠科学」というブランドで、季節ごとに適したパジャマを扱う。今年の春夏の新商品、Tシャツタイプの「吸汗速乾パジャマ」(同9180円~1万800円)は生地が綿とポリエステルの二重構造。汗を素早く吸い上げて衣服の外へ蒸発させ、さらりとした着心地を保てる。

    部屋の換気も大切

     現代の住宅は気密性が高いため、湿気がたまりやすく逃げにくい。

     家事アドバイザーの藤原千秋さんは、「住居内の除湿は、換気や風通しを良くすること、寝具を天日干しすることが大切」と話す。梅雨の時期でも大雨でない限り、毎朝窓を開けて外気を取り込む方が、室内の空気も清潔に保たれるそうだ。また、高層マンションなどで天日干しが難しければ、「椅子の背に布団を掛ける、マットを壁に立て掛けるなどして『万年床』は絶対に避けて」とアドバイスする。(上原三和)

    2015年06月09日 08時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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