文字サイズ
    住まいに関する特集コーナーです。

    ベランダ掃除 浮いた汚れは拭い取る

    • 水でぬらしたデッキブラシでベランダの汚れを落とす田仲さん
      水でぬらしたデッキブラシでベランダの汚れを落とす田仲さん

     ベランダの汚れは室内にいると目につきにくく、掃除を怠りがちだ。マンションの場合、共有部なので、排水溝を詰まらせるなどしないよう、注意して手入れしておきたい。

     屋外の掃除は心地よく晴れた日にしたくなる。しかし、長谷川興産(東京)が全国展開する「おそうじ本舗」近畿地域本部エリアマネージャーの田仲聖志さとしさんは「ほこりが舞い上がると近隣に迷惑をかける。ほこりが上がりにくい湿度が高い曇りか小雨の日が最適です」と話す。

     使う道具は、ほうきとちりとり、ゴミ袋、水を入れたバケツ、軍手、古タオル、デッキブラシか洗車ブラシ、使い古しの歯ブラシ、スポンジなど。こびりついた汚れがあれば、重曹やクエン酸を使うとよい。重曹は水100ミリ・リットルに対して小さじ1杯、クエン酸は500ミリ・リットルに2杯程度を溶かして用意しておこう。

     最初に、ほうきで床をはき、土や落ち葉などのゴミを除く。排水溝の周りは軍手をはめて手で大きなものを取り、細かい汚れは古い歯ブラシを使ってかき出す。「排水溝内にゴミが落ちると途中で詰まり、他の住戸に影響する。ゴミがないかこまめに注意して」と田仲さん。

     ゴミがなくなったら、デッキブラシか洗車ブラシをバケツの水でぬらし、こびりついた汚れをこすり取る。浮いた汚れは水で流さず、古タオルで拭き取るほうがよい。流す場合は少量にして、隣家に流れていかないよう、水でぬらして固く絞ったタオルを仕切りの板の隙間に置いて、せき止める。乾いたタオルだと水を流した際に動いてしまう。

     また、交通量の多い道路に近いと自動車の排ガスのすす汚れもつきやすい。すすは酸性の汚れなので、重曹水で磨く。また、鳥のふんはクエン酸水が効果的だ。

     壁も同様にブラシで磨く。手すりはタオルやウェットティッシュで拭いておこう。ベランダガーデニングをしている場合は、よりこまめな手入れが必要だ。「土や樹脂など、いろいろな汚れがつきやすい」と田仲さんは指摘する。

     一方、最近のマンションのベランダの床は、コンクリートの上からウレタンゴムやFRP(繊維強化プラスチック)などで防水加工が施されている。住宅金融普及協会(東京)発行の「住まいの管理手帳」編著者で1級建築士の溝渕木綿子ゆうこさんは「ウレタン加工は表面の膜が傷つきやすく、軟らかい布やスポンジを使ったほうがいい」と助言する。

     加工方法は、マンションの仕様書を見るか管理会社に確認しよう。いずれの加工も耐用年数があるという。「汚れがこびりつきやすくなってきたら、劣化しているかもしれないので、管理会社や専門業者に相談してみましょう」と溝渕さんは勧める。

    ベランダ掃除のポイント
    ・晴れた日ではなく、湿気が多い曇りか小雨の日に掃除をする
    ・排水溝が詰まらないよう、周りのゴミは丁寧に取り除く
    ・床や壁の汚れはデッキブラシなどを水でぬらしてこする。ウレタンゴムで防水加工されている場合は傷つけないよう、軟らかいスポンジを使う。水はなるべく流さず古タオルで拭き取る
    ・べランダに植木があると、土や樹脂、鳥のふんなど、様々な汚れがつきやすいので、こまめに手入れする
    ・防水加工には耐用年数がある。汚れが落ちにくくなったら、管理会社か専門業者に相談を。
    (田仲さん、溝渕さんの話を基に作成)
    2015年05月07日 08時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    大手町モールのおすすめ
    帆布鞄