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    住まいに関する特集コーナーです。

    ミストサウナ 自宅で楽しむ

    少ない水で発汗・保温

    • 浴室天井から霧状の温水が噴き出すミストサウナ(東京都新宿区の東京ガス新宿ショールームで)=林陽一撮影
      浴室天井から霧状の温水が噴き出すミストサウナ(東京都新宿区の東京ガス新宿ショールームで)=林陽一撮影

     温水を霧状にして浴室内に満たす「ミストサウナ」を設置する家庭が増えている。

     体への刺激が少なく、比較的少量の水で発汗や保温などの効果を得られることが人気の理由のようだ。

    老廃物を排出

     独協医大特任教授の鄭忠和ていちゅうわ医師(循環器科)によると、サウナは交感神経と副交感神経を活性化させ、血管内や肌の老廃物を排出し、臓器の機能を向上させる効果が期待出来るという。

     サウナは、石を加熱して100度近い高温と10%程度の低湿度にする「ドライ(乾式)サウナ」や、40度前後の低温で100%近い高湿度の「ミスト(霧状)サウナ」がある。

     このうち、家庭用はミストサウナが多く、浴室暖房乾燥機にサウナ機能が付いたものが主流だ。急激な温度変化で血圧が上下する「ヒートショック」予防などのため、10年ほど前から浴室に暖房乾燥機を設置する家庭が増えたのに伴い、ミストサウナも普及した。

    ガスと電気

     ミストサウナはガスや電気の給湯器で水を温め霧状にして、温風で噴き出す仕組みだ。情報サイト「オールアバウト」の住宅設備関連のガイドを務める岩間光佐子さんは「息苦しくなりにくく、肌や髪、のどに優しい。浴槽にお湯を張るより節水でき、発汗、洗浄、保温の効果があるので、人気が高まっている」と話す。

     現在は、都市ガス各社やガス機器、家電メーカーなどが市場参入し、様々な機種がお目見えしている。

     東京ガスの「ミスティ」は、皮膚の毛穴を広げ、汗と一緒に汚れを排出しやすくするという。また、水を細かく砕いた超微粒子は、高湿度でもべとついた感じがしにくい。

     住宅機器メーカーのトクラスの「ミスト2」は、霧の水滴の約100分の1にあたる1~3マイクロ・メートル(1マイクロ・メートルは1000分の1ミリ)の粒子を噴き出して皮膚表面を潤し、保湿効果を高めるという。

     リンナイの「バスほっと」は、10分ほどで全身を温め、湯冷めしにくくするという。

     パナソニックの「i・ミスト」は電気給湯器用で、霧状の水の温度を二つのモードで各5段階に変えられる。

     新築のマンションなどは、ミストサウナ付き物件が多いが、付いてない浴室に後から設置することもできる。ただ、配管工事が必要のうえ、既存の配管、給湯器などから導入可能な機種が限られることもある。本体価格は、浴室暖房乾燥機能も付いて10万~30万円の機種が多く、2万~3万円程度の配管工事代などが必要な場合もある。

    こまめな水分補給を

     愛知医科大医学部の岩瀬敏特任教授(環境神経生理学)はミストサウナについて、「ドライサウナより短時間の利用で多くの汗が出る。ただ、気をつけていないと、脱水状態になることもあるので、水分補給はこまめにしてほしい」とアドバイスしている。(秋田穣)

    2015年01月03日 08時30分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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