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    住まいに関する特集コーナーです。

    思い出の品、預けて保管

    集荷・宅配 出し入れ簡単

    • 1箱から預けられ、自宅に集荷に来てくれるサービスが増えている(月島倉庫提供)
      1箱から預けられ、自宅に集荷に来てくれるサービスが増えている(月島倉庫提供)

     押し入れやクローゼットなどの収納スペースは限られている。だが、思い出の品や苦労して集めたコレクションなど、処分したくない物もある。段ボール1箱から預けられる保管サービスを利用してみるのも手だ。

    ■段ボール1箱から

     一定の収納スペースを借りるタイプのトランクルームと異なり、保管サービスは1箱単位で物を預けられる。保管する物の量がトランクルームを借りるほどではないが、数箱程度預けたい、という人にとっては便利なサービスだ。

     使い方は簡単だ。インターネット上の各サービス会社の専用サイトなどで会員登録すると、集荷を依頼できる。預けた荷物は倉庫に保管され、取り出したい場合にはサイトを通じて連絡すれば宅配してもらえる。保管料金や送料などは、クレジットカードで支払うのが一般的だ。

    ■中身が一目で

     月島倉庫の「Day倉庫」は1日単位で1箱から、荷物を預けられる。「3日間だけ5箱の荷物を預けたい」などの要望にも、きめ細かく対応してくれる。保管料はサイズによって異なるが、1日1箱あたり11円から受け付けている。

     複数の箱を預けると、どの箱に何を入れたか分からなくなる場合がある。寺田倉庫の「minikuraMONO(ミニクラモノ)」なら、スタッフが箱を開封して収容物の写真を1点ずつ撮影し、サイト上の会員専用ページに掲載してくれる。中身が一目で分かる上、1点ごとの取り出しも可能だ。不要になった物だけをオークションサイトに出品し、売買が成立すればそのまま落札者に発送してもらうこともできる。

    ■コレクター向け

     コレクター向けに、特定の物に特化した保管サービスもある。

     阪神電気鉄道が5月から本格的に始めた「利創庫(リソコ)books」は、書籍専用の預かりサービスだ。箱を一度開封して、本のタイトルや著者、出版社といったデータを管理してくれるコースもある。汚れや傷みを防ぐフィルムで本を覆う追加サービスも選べる。

     バンダイが昨年4月に始めた「魂ガレージ」は、フィギュアの保管を受け付ける。集荷や配送の際にフィギュアを収納する専用ボックスには、同社が商品の発送に使っているのと同じ強度の箱を採用している。

    ■広がる利用者

     収納スペースが限られる日本の住宅事情などを背景に、保管サービスは今後も拡大が見込まれている。寺田倉庫は「minikuraMONO」を含む保管サービスを2012年に始め、8月までの荷物の預かり件数は約3000万点に達した。「クローゼット代わりに洋服を預ける若い女性など、利用者が広がっている。今後も増加が見込める」(寺田倉庫)とみている。

     サービスを利用する際は、荷物に関する規定を確認しておくことが大切だ。危険物や高額品、生鮮食品など、預けられない物もある。預けた物の破損など保管中に万一事故が起きた場合の補償金額は、サービスによって異なるので、事前に確かめておきたい。(大郷秀爾)

    2015年08月19日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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