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    住まいに関する特集コーナーです。

    ソファの汚れを落とす

    皮脂、臭いは重曹で

    • 小さなシミなら、繊維の細かい「ニットクロス」などに中性洗剤の水溶液をつけて拭くとよい
      小さなシミなら、繊維の細かい「ニットクロス」などに中性洗剤の水溶液をつけて拭くとよい

     夏の暑い中、汗をかいたまま、ソファに座ったり寝そべったりしていた人もいるだろう。季節の変わり目に、汗の臭いや、皮脂を含めたソファの汚れを落とし、さっぱりさせてみてはいかが?

     まずは布張りのソファの場合。「日本ハウスクリーニング協会」指導員の佐藤嘉浩さんは、「皮脂汚れや臭いを軽く取るなら、重曹がお薦めです」と話す。

     100円ショップなどで売っている掃除用の重曹を準備し、ひじ掛け部分も含めたソファ全体にまんべんなく振りかける。そのまま一晩おき、翌日、掃除機で重曹を吸い取れば完了だ。

     「重曹は脂を吸収し、脱臭効果もある。この方法は、丸洗いできないものを全体的にきれいにするのに向いています」と佐藤さん。ただ、重曹をきちんと取り除いておかないと、湿気を吸った重曹が固まってしまうことがある。掃除機は丁寧にかけよう。

     ソファに、シミなどがついてしまった場合はどうすればいいだろう。

     東京・西新宿の「リビングデザインセンターOZONE」直営の家具店「にっぽんフォルム」店長の森口潔さんによると、小さなシミには食器用の中性洗剤が有効だという。「洗剤を数滴落としたぬるま湯に、繊維が細かい布を浸して固く絞ってから拭くといいです」と森口さん。

     布は、糸くずが出ない「ニットクロス」や「マイクロファイバー」などがお薦め。汚れも取りやすいという。

     汚れの面積が大きい場合は、市販されている布張りソファ用のフォーム(泡)状の洗剤を使うといい。これを汚れの部分につけ、汚れを浮き上がらせてから取る。

     ただ、泡の水分が表面の布にとどまらず、ウレタンなどに染みてしまうこともある。湿気の多い時期だと、なかなか乾かず、カビの原因になる恐れも。晴れて乾燥している時を選んで試したい。

     森口さんは、目立った汚れがなくても、月に1度はソファ全体に掃除機をかけることを勧める。それだけでソファはより長持ちするという。

     革張りのソファの場合は、どういう革かによって手入れの方法は異なる。ただ、基本は「柔らかい布で、やさしく拭く」ことだ。

     インターネット上では、牛乳を薄めたものやハンドクリームをつけて拭く方法が紹介されていたりする。しかし、森口さんは「やめたほうがいい」と話す。牛乳で拭くと、その時はつやが出るが、革の表面が硬くなり、カビの原因にも。ハンドクリームはべたつき、かえって汚れやすくなる。

     「特に革張りの場合は、購入時に手入れの仕方をきちんと確認し、できれば汚れを取る専用のクリーナーなども一緒に買っておくといいでしょう」と森口さんは助言する。

    ソファの手入れのポイント

     ・布張りソファ全体の皮脂汚れや臭いを取るには重曹を

     ・小さなシミは食器用洗剤の溶液、目立つ汚れは泡状洗剤を使用

     ・月1回、掃除機をかけるとソファが長持ちする

     ・革張りソファは柔らかい布でやさしく拭く

     ・牛乳やハンドクリーム、靴クリームで革を磨かない。食器用洗剤も革には使わない

     (佐藤さん、森口さんの話をもとに作成)

    2015年10月01日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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