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    住まいに関する特集コーナーです。

    空間活用でパントリー設置

    備蓄用食品、調理器具など収納

    • キッチンの一部スペースを壁で仕切って作ったパントリー。食器や食品など種類ごとにカゴに入れたりして整理している(千葉県柏市で)
      キッチンの一部スペースを壁で仕切って作ったパントリー。食器や食品など種類ごとにカゴに入れたりして整理している(千葉県柏市で)

     食品などを収納するパントリー(食品庫)をリフォームで設置する例が増えている。備蓄用の食品や調理器具などを、まとめて管理できるので便利だ。

     パントリーは、常温で保存できる食品や飲料、調味料など主に食品を収納するスペース。最近は、炊飯器などの調理器具や防災用品を収納する人も多い。

     壁で仕切る小部屋タイプが一般的だが、一定のスペースに扉付きの棚を据え付けたタイプをパントリーと呼ぶ場合もある。リフォームの際、キッチンの一部や使わなくなった部屋、階段の下部分などを活用してパントリーを作ることが多いという。

     千葉県柏市の自営業の女性(58)は築27年の一軒家で夫婦2人暮らし。今夏に1階キッチンをリフォームする際、パントリーを作った=イラスト=。6畳のキッチンのうち北側の2畳半分を壁で仕切った。

     洗濯機や乾燥機などを撤去し、東側に幅1・65メートルの4段の可動棚をつけた。調理器具や食器、調味料などを収納した。西側に冷蔵庫を置き、残りのスペースに幅0・8メートルの可動棚を設け、救急用品や電子レンジを置いた。パントリー部分の工事費用は約30万円。

     女性は「料理好きで調理器具が多く、ごちゃごちゃしていた。東日本大震災以降、備蓄する食品が増えたが床にじかに置いていた。それらをまとめて、収納することができた」と話す。

     この工事をしたのは、首都圏でリフォームを行う「ロハススタジオ」。同社のインテリアデザイナー沢村夏子さんは「共働き世帯の食品のまとめ買いや、災害用の食品の備蓄など、まとまった収納スペースへのニーズは高まっている」と話す。

     少し大がかりな工事になるが、キッチンを移動させてスペースを作る方法もある。横田建築研究所(東京)が手がけた東京都港区のマンションのケースでは、キッチンを隣接する居間のほうにずらして生まれた空間にパントリーを作った。費用は配管工事を含め約150万円。

     所長の横田満康さんは、「収納スペースが少ないマンションでも食品庫を作る人が増えている。家の構造によるが、工夫次第で可能な場合も多い」と話す。

    使い勝手を考えて

     パントリーは使い勝手が大切。事前にリフォーム会社と細かく打ち合わせておきたい。

     まず、収容したい食品や調理家電などの大きさを伝える。利用する家族の身長なども加味して、据え付ける棚の高さ、奥行きなどを検討する。

     収納する物の配置も考えておく。よく使うものは中央部分、あまり使わないものや軽いものは上部、重いものやゴミ箱などは下部、などと決める。取り出しやすさや見やすさも考慮する。

     ロハススタジオの沢村さんは、「カビが出にくいように通気性を確保して」と助言する。パントリーの入り口に空気が通るすき間がある扉を設置したり、扉を設けない開放式にしたりする。

    2015年10月19日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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