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    住まいと暮らしに関わるニュースを掲載します。

    家の外壁 2色で塗り替え

    自分好みに 景観に配慮を

    • 1階と2階を違う色で塗り分けた。「楽しみながら色を選びました」と男性(和歌山県有田川町で)
      1階と2階を違う色で塗り分けた。「楽しみながら色を選びました」と男性(和歌山県有田川町で)
    • ハナコレクションの配色例のイラスト。2階がオレンジで、1階がベージュの組み合わせ(日本ペイント提供) ▲
      ハナコレクションの配色例のイラスト。2階がオレンジで、1階がベージュの組み合わせ(日本ペイント提供) ▲

     戸建て住宅は、10年ほどすると、外壁の汚れが目立ってきて、塗り替えが必要になる。最近は、1階と2階を塗り分けてツートンカラー(2色配色)にする例が増えてきた。家の外観に個性を出そうとする傾向があるという。

     和歌山県有田川町の男性会社員(43)は昨年11月、築15年になる自宅の外壁の汚れが目立つようになったため、地元の塗装業者に塗り替えてもらった。元はグレー1色だったが、2階をごく薄いマゼンタ(赤紫)、1階をダークブラウンにした。男性は「家の印象が明るくなりました」と話す。費用は壁の補修と合わせ、約120万円。

     この家で利用したのは、塗料メーカーの日本ペイント(東京)の「ハナコレクション」。2、3色を組み合わせた提案をするのが特色だ。花をイメージした色である白、黄、オレンジ、赤、マゼンタ、紫、青、緑の8色に、木や土などの色である「アースカラー」を組み合わせることが多く、計72パターン。華やかで、かつ周囲と調和する配色をめざす。1階がアースカラー、2階が明るい色のことが多い。「白とグレー」「黄色とベージュ」などの組み合わせが人気という。

     同社の石井貴幸さんは、「この数年、個性のあるツートンカラーに塗り替えたいという人が増えてきた。女性を中心に、家をよりおしゃれにしたい、自分の好みを出したいと考えている」と話す。

     色を選ぶ際は注意も必要だ。石井さんは、「近隣の住宅に比べて違いすぎる色は、周囲とのバランスの上で望ましくない。また、地域によって、景観上望ましくない色とされるものもあり、地元業者とよく相談を」と話す。

     最近は、専用ソフトを使って画面上で配色を試す「カラーシミュレーション」ができる塗装業者やリフォーム会社が増えている。

     インターローカス(横浜)が開発したソフト「カラーエクスプレス」では、パソコンに家の写真を取り込んで配色し、1階と2階の色の組み合わせをパターンの中から選ぶ。和風、洋風などデザインに応じて違うパターンを提案する。同社代表の篠田淳一さんは、「塗り分けがしたくても、組み合わせの選択肢が多すぎると選びづらいので、イメージしやすくした」と話す。

    築10~15年が目安

     住宅の外壁はいつごろ塗り替えたらいいのだろうか。日本塗装工業会(東京)専務理事の竹内金吾さんは、「塗料の種類や住宅環境によっても異なるが、築10~15年ほどが目安」と話す。費用は一戸建てで塗り替えだけで40万~80万円程度。屋根などの補修も含めると100万円前後かかる。

     その後も10~15年ほどを目安に塗り替える。「壁から水分が入ると家が傷みやすくなるため、塗装のひび割れ、はがれ、カビなどの状態をみながら検討することが大切」

     塗装業者を選ぶ場合、複数の業者から見積もりを出してもらい比較して決める。契約の際は、工事の手順や塗料の種類、塗り方、塗る面積、費用の明細などを細かく記載してもらう。塗料は材質などによって、耐用年数が異なるので注意しよう。

    2015年12月28日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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