文字サイズ
    新幹線や寝台特急、SLの最新ニュースから鉄道資料を展示する博物館の情報まで、鉄道ファン必見のコーナーです。

    SLだって恋したい?「恋の日」にピンクの蒸気機関車

    • ピンク色に塗装されたC12型蒸気機関車のイメージ図(写真は若桜鉄道提供)
      ピンク色に塗装されたC12型蒸気機関車のイメージ図(写真は若桜鉄道提供)
    • 通常のC12型蒸気機関車(写真は若桜鉄道提供)
      通常のC12型蒸気機関車(写真は若桜鉄道提供)

     駅舎に食品、婚姻届……。何でもピンクの鳥取県に、今度はピンクの蒸気機関車(SL)が登場する。鳥取県などが出資する第三セクター・若桜(わかさ)鉄道が、ピンクに塗装した蒸気機関車を5月1~8日の期間限定で走らせることを決めた。

     鳥取県には全国に四つある「名前に恋がつく駅」のうちのひとつ、智頭(ちず)急行の恋山形駅がある。2013年に恋山形駅の駅舎がピンク色に塗装され、全国的な注目を集めた。それ以来、ピンク色の醤油(しょうゆ)にカレー、マヨネーズなどが相次いで登場。鳥取市がピンク色の婚姻届を作るなど、鳥取県内はピンクで盛り上がっている。

     ラッピング電車やコラボSLのように、車体が装飾されることは珍しくない。しかし、黒が定番中の定番であるSLがピンクに塗装されるとなると、話は別。それも1938年製造のC12型だ。若桜鉄道にとって、さぞや英断だったに違いない。

     「これは先日行われた鳥取県主催の鉄道フォーラムで決まりました」と、若桜鉄道の担当者が背景を語ってくれた。

     「5月1日を『恋の日』として、普段、展示や体験運転をしているC12型蒸気機関車をピンク色に塗って走らせてみたらどうか、という発案に、若桜鉄道が乗りました」

     SLをピンクに塗るアイデアが発表されてから、ネット上では「悪ふざけで歴史ある古いSLをピンク色に塗っていいのか」「鉄道に詳しくない一般の人たちにはいいアピールになるかも」など、賛否両論が巻き起こっている。

     これに対して担当者は「ご批判も含めて、注目していただいていることに感謝します。県と若桜鉄道の知名度アップにつなげたい」と話している。

     ピンク色に「変身」するために、若桜鉄道の社員は一週間かけて手塗りする計画だ。色は変わってもSLはSL。「恋と客車はオレが引っ張る」なんて声が聞こえてきそう。

     期間終了後は、黒に塗り直し、元の姿に戻るという。(メディア局編集部 杉山智代乃)

    2016年03月18日 16時46分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    大手町モールのおすすめ
    帆布鞄
    PR情報
    大手町モール
    ブランディア
    アーカイブ