文字サイズ
    新幹線や寝台特急、SLの最新ニュースから鉄道資料を展示する博物館の情報まで、鉄道ファン必見のコーナーです。

    廃線惜しみ ファン続々 増毛駅 道外からも

    • 車両が到着し、多くの観光客や鉄道ファンなどでにぎわう増毛駅(8月30日、増毛町で)=原中直樹撮影
      車両が到着し、多くの観光客や鉄道ファンなどでにぎわう増毛駅(8月30日、増毛町で)=原中直樹撮影

     利用客が少ないことを理由にJR北海道が留萌線の留萌―増毛駅間(16.7キロメートル)の廃止を明らかにしたところ、惜しむ鉄道ファンや観光客が、道外から大勢押し寄せている。

     8月最後の日曜日だった30日。午後0時44分に増毛駅に到着した列車から乗客約50人が降り立った。1両編成の列車や駅舎を背景に、思い思いに記念写真を撮り、0時54分発の折り返しに乗る人もいれば、約3時間後の列車で引き返す人もいる。

     夏休みを利用して旭川市の母親の実家に帰省中、増毛駅まで乗車した、東京都大田区の中学2年生誉田(ほんだ)淳さん(14)は、「車窓から海がよく見えて、すごくきれいだった。こんな路線がなくなるなんて」と残念がった。

     JR北によると、同区間の1列車当たりの平均乗客数は昨年度、約3人。しかし、増毛町によると、「留萌線廃止検討」と報じられた6月下旬以降、同駅の乗客や見物客は目に見えて増え、駅に隣接する町観光協会の観光案内所の7~8月の来所者数は、1日約200~300人と、例年の2倍以上という。9月の下旬の大型連休まではこの状況が続くと見込んでいる。

     増毛駅は、高倉健さん主演の映画「駅/STATION」の舞台として知られる。駅とその周辺の歴史的な街並みが同町の観光の核で、町はJR北に「廃止は町の観光に大きな打撃を与える」と指摘している。

    2016年12月06日 17時29分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
    大手町モールのおすすめ
    帆布鞄
    PR情報
    大手町モール
    ブランディア
    アーカイブ