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    チバニアン命名へ 歓喜…市原・田淵の地層

    住民や関係者 「地域活性化に」

    • 地球の磁気が反転したことが示されている地層を指さす地元住民ら(13日、市原市で)=菅野靖撮影
      地球の磁気が反転したことが示されている地層を指さす地元住民ら(13日、市原市で)=菅野靖撮影

     地球の磁気が反転した痕跡を残す市原市田淵の地層が、国際組織「国際地質科学連合」の作業部会で約77万~12万6000年前の時代を代表する基準地に選ばれ、この時代が「チバニアン」と命名される見通しとなった。地元住民や関係者からは13日、喜びや期待の声が上がった。

     国立極地研究所など日本の研究チームが今年6月、基準地に認定するよう申請していた。地元の田淵町会長、武内博文さん(62)は「地域の活性化につながる。チバニアンをどう生かしていくか、市と協議していきたい」と歓迎。その上で、「トイレなど環境整備が必要」と求めた。

     元高校教諭で、地元小学生らに現地を案内する活動などを行っている同市の堀内正貫さん(76)は「イタリアの候補が追い上げていると聞いていたので、ほっとした。地学に関心を持ってもらう良い材料になる」と喜んだ。

     森田知事は「命名に向け大きく前進したことは大変喜ばしい。千葉の魅力を世界に向けて発信できる絶好の機会になる」とコメント。今後の審査で決定されれば、地質時代に初めて日本の地名が加わることになり、小出譲治市長は「第1段階を無事通過した。期待を込めて見守りたい」とした。

     地層があるのは、小湊鉄道月崎駅から直線で南東約1キロの養老川沿い。地元住民が草刈りを行って現場に至るまでの道を整備している。市は地層を国の天然記念物に指定するよう今年度中に文化庁に申請する方針で、担当者は「指定後、見学者向けの環境整備を進めていきたい」としている。

     一方、国内商標の出願・登録情報を公開する「特許情報プラットフォーム」によると、「チバニアンキムチ」や「CHIBANIAN」など、チバニアンに関連する商標登録の出願が相次いでいる。

    2017年11月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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